「ANORA アノーラ」が米WGA賞受賞
2025年2月18日 10:00
(C)2024 Focus Features LLC. All Rights Reserved. (C)Universal Pictures米脚本家組合(WGA)は2月15日(現地時間)、2025年度のWGA賞授賞式をニューヨークとロサンゼルスで同時開催し、ショーン・ベイカー監督作品「ANORA アノーラ」がオリジナル脚本賞を受賞したと、米ハリウッド・レポーター誌が報じている。
「ANORA アノーラ」は、アレックス・ガーランド監督の「シビル・ウォー アメリカ最後の日」やルカ・グァダニーノ監督の「チャレンジャーズ」など、強豪を抑えての受賞となった。ベイカー監督は脚本について「現代のニューヨークを舞台に、ロシア系移民の女性が自由と愛を追い求める姿を、できる限りリアルに描きたかった」とコメントした。
「ANORA アノーラ」は、ニューヨークのストリップクラブで働くロシア系アメリカ人のアノーラが、ロシア人御曹司との7日間の契約恋愛を通じて、真の愛を見つける物語。主演のマイキー・マディソンと、ロシアの新星マーク・エイデルシュテインの演技も高い評価を受けている。
同作は、すでにカンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞。さらに、米映画製作者組合(PGA)賞や米監督協会(DGA)賞など、アカデミー賞の主要な前哨戦を相次いで制覇している。第97回アカデミー賞では作品賞、監督賞、主演女優賞(マイキー・マディソン)、助演男優賞、脚本賞、編集賞の6部門にノミネートされており、3月の授賞式での結果が注目される。
なお、脚色賞では「ニッケル・ボーイズ(原題)」が受賞。テレビ部門では「将軍 SHOGUN」がドラマシリーズ賞を含む3冠に輝いた。
「ANORA アノーラ」は2月28日より日本公開される。
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