人気児童書を映画化した「Dog Man」首位登場! 2位は、サイボーグの女の子を描くSFスリラー【全米映画ランキング】
2025年2月3日 23:00

1月最終週の北米映画市場では、新作2本が、週末3日間(1月31日~2月2日)の興行収入ランキングのトップ10の上位に登場。しかし興行成績は、前週に引き続き、かなり低調な結果となりました。
ユニバーサルとドリームワークスのコメディアニメ「Dog Man(原題)」は、首位デビュー。本作は、ダブ・ピルキーによる同名の児童書が原作で、「スーパーヒーロー・パンツマン」(2017)のスピンオフ作品でもあります。警官の体と警察犬の頭がくっついた最強のヒーロー・ドッグマンが、宿敵の猫・ピーティーを追跡します。
ピーター・ヘイスティングス(「カントリー・ベアーズ」)がメガホンをとり、ピート・デビッドソン(「ダム・マネー ウォール街を狙え!」)らがボイスキャストとして参加。製作費4000万ドルに対し、週末3日間で興収3600万ドルをあげ、「スーパーヒーロー・パンツマン」のオープニング成績を上回りました。
ある億万長者の湖畔の家を舞台に、サイボーグの女の子・アイリスが、命がけのゲームに挑むSFスリラー「Companion(原題)」(ワーナー・ブラザース)は、2位に初登場しました。ドリュー・ハンコック監督がメガホンをとり、ソフィー・サッチャー(「ブギーマン」)、ジャック・クエイド(「ローガン・ラッキー」)らが共演。製作費1000万ドルに対し、週末3日間で興収950万ドルをあげました。
9位は、公開7週目を迎え、第97回アカデミー賞で10部門にノミネートされた「ブルータリスト」(A24)。アカデミー賞で作品賞、監督賞(ブラディ・コーベット)、主演男優賞(エイドリアン・ブロディ)、助演女優賞(フェリシティ・ジョーンズ)、助演男優賞(ガイ・ピアース)、脚本賞(コーベット)、美術賞、撮影賞(ロル・クローリー)、編集賞(ダービド・ヤンチョ)、作曲賞(ダニエル・ブルンバーグ)の10部門に選出されました。
ブロディは、第2次世界大戦下のホロコーストを生き延び、著名な実業家・ハリソン(ピアース)に雇われ、一世一代のプロジェクトとなる礼拝堂建設に挑むハンガリー系ユダヤ人の建築家、ラースロー・トートを演じました。製作費1000万ドルに対し、週末3日間で興収180万ドルを記録。累計興収は1200万ドルを突破しました。
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