WEST.重岡大毅が吐露 笑福亭鶴瓶の若いころを演じ「似ていると言われ嬉しさと複雑な気持ち」
2025年2月3日 20:00
2003年に朝日新聞で紹介され、創作落語にもなるなど話題を集めた実話を元にした映画「35年目のラブレター」お披露目試写会が2月3日、都内のホールで開催され、笑福亭鶴瓶、原田知世、重岡大毅(WEST.)、上白石萌音、安田顕、くわばたりえ、塚本連平監督が登壇した。
本作は「今日も嫌がらせ弁当」や「祭りの後は祭りの前」などの塚本監督がメガホンをとり、笑福亭鶴瓶と原田知世を夫婦役に配して製作したヒューマンストーリー。戦時中に生まれて十分な教育を受けることができず、文字の読み書きができない65歳の西畑保(鶴瓶)が、最愛の妻・皎子(原田)にラブレターを書くため文字の勉強に奮闘する姿を描く。
主演を務めた鶴瓶は、映画完成に「この作品に出られて本当に良かった」としみじみ語ると「さっき監督とトイレで一緒になって『この作品作れて良かったと思います?』と聞いたら『やり切れて良かった』と素直に答えていました。すごいなと思いました」と笑顔を見せる。
鶴瓶だけではなく、原田をはじめ若き日の保と皎子を演じた重岡と上白石、安田ら出演者も皆、当事者でありながらも「大好きな映画」と話すように、作品にほれ込んでいる様子がうかがえる。そんななか、くわばたが「最初、重岡くんから鶴瓶師匠になるなんて『いい加減にしてくれ』と思ったんです」と鶴瓶と重岡の顔の作りの違いに突っ込みを入れると「でもね、映画を観るとあら不思議、なんの違和感もないんですよ」とキャスティングの妙を絶賛する。
鶴瓶はメガネを取り、重岡に顔を近づけるパフォーマンスを見せると「こんなに顔がちがうんだけどな」と語りつつも「(同一人物を)演じられて良かったわ」と満足そうな表情を浮かべる。重岡も「映画を観た方から『似ている』と言われると嬉しさがあります」と笑顔を見せる一方で、「複雑な気持ちでもあるんです」と発言し客席を笑わせていた。
重岡と上白石は、2016年公開の映画「溺れるナイフ」で共演しているが、重岡は「以前映画で共演して以来だったのですが、相手役が上白石さんで良かった」と語ると、上白石も「尊敬できる俳優さんとご一緒できて嬉しかった」と話し「私たちの将来が鶴瓶さんと原田さんになるというのは、すごく楽しみでした」と感想を述べていた。
この日は、主人公の保が、文字の読み書きを学ぶために奮闘する姿が描かれることにちなみ「今年チャレンジしたいこと」というお題でトークが展開。鶴瓶は「落語家なのに52歳で初めて落語を始めた。いま73歳なのですが、毎回落語は挑戦」と語ると「この作品で原田さんとご一緒できて幸せでした。夫婦の良さ、人間の愛、35年間その人を愛した思いが映画に現れています」と作品をアピール。原田も「私も鶴瓶さんとご一緒できて幸せでした。皎子を演じるうえで、鶴瓶さんのそばで彼を観ているだけでいいのかなと思えた。そうすることで自然と皎子さんに近づけたような気がします。とても濃い撮影でした」と振り返っていた。
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