広瀬すず、大正ロマン香る着物姿で登場 岡田将生は「水を1日2リットル」で健康に?【「ゆきてかへらぬ」完成披露】
2025年1月30日 21:43
芽の出ぬ女優・長谷川泰子(広瀬)は、のちに“不世出の天才詩人”と呼ばれることになる青年・中原中也(木戸)と出会い、互いに惹かれると、京都から上京。そこに、のちに日本を代表することになる文芸評論家・小林秀雄(岡田)が訪ねてきたことで、後戻りできない複雑で歪な三角関係が、3人の運命を狂わせていく。

「探偵物語」「ヴィヨンの妻 桜桃とタンポポ」の名匠・根岸監督にとって、16年ぶりの長編映画。「ツィゴイネルワイゼン」の田中陽造が脚本を担当しており、広瀬は「昔に書かれた台本を、いまこの時代に、いまを生きている我々がどんな解釈をしながら、その世界に入っていくのか。すごいチャレンジで、静かにビシビシ伝わる熱量が、心地よい現場だった」と述懐。舞台挨拶では、大正ロマン香る着物姿が、客席の視線をくぎ付けにしていた。

火花散る人間関係を体現する演技については、「疲れました(笑)」と振り返り、「毎日削りながら生きて、体力が必要な役でした。見ていただければ伝わるはず」と手応えを示す。木戸が、とあるシーンを「フィジカルなぶつかり合いが多くて、プロレスみたいだった」と語ると、広瀬は「なんの映画を撮っているんだろうって(笑)。まるでアクション映画みたいでした」と打ち明けた。


岡田は「たくさんの資料を読んで、いろんな角度から(役を)入れていった」そうで、「小林秀雄という人は、文章からも色気が溢れていて、自分が演じるにあたっても、色気が出てくれたらなという願望を持って演じていた」。根岸監督は「例えば中也が住んでいる京都の部屋であれば、黒い瓦屋根が雨で濡れた美しさに重点を置いた。そういう場所を作れば、3人の芝居もそこで生きていると思えるんじゃないかと」と、大正・昭和初期を再現したセットへのこだわりを語った。

映画の内容にちなみ「運命の出会いは?」と問われると、広瀬は「ぶりしゃぶ」と回答。岡田は「最近、水を飲むことにハマっている。1日に2リットル飲むと決めて、飲んでいると、体が軽くなって明るくなった」と、水の魅力を熱弁。広瀬が「そういえば、この前取材でお会いして、元気だなって思った」と岡田の様子を明かすと、岡田本人も「最近の岡田将生、元気!」と健康アピールをしていた。
「ゆきてかへらぬ」は、2月21日から、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開。田中俊介、トータス松本、瀧内公美、草刈民代、カトウシンスケ、藤間爽子、柄本佑らが共演している。
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