「劇映画 孤独のグルメ」松重豊、“究極のスープ”食材探しの最初の地、五島列島で凱旋上映会開催!
2025年1月23日 14:00

俳優の松重豊が12月16日、都内で行われた自身が監督・脚本・主演を務める「劇映画 孤独のグルメ」。松重演じる井之頭五郎が“究極のスープ”の食材探しのために、国内外を駆け巡る本作で、重要な地として登場する五島列島・福江島で1月22日、凱旋上映が行われた。上映会には五島市島民300人が参加し、松重は島民と共に本編を鑑賞、来場者一人一人に井之頭五郎特製名刺を直接手渡すなど、交流を図った。

本作は、原作・久住昌之、作画・谷口ジローによる同名漫画を実写化し、グルメドキュメンタリードラマの代名詞的存在として長年にわたり人気を集めるテレビドラマ「孤独のグルメ」シリーズの劇場版。主演の松重が自ら監督を務め、主人公・井之頭五郎が究極のスープを求めて世界を巡る姿を描く。五島列島は、作中でかつての恋人・小雪の娘、千秋の祖父である一郎の「子供のころに飲んだスープ“いっちゃん汁”がもう一度飲みたいから、食材を集めてほしい」という、“究極のスープ”の食材探しの旅に出た五郎(松重)が最初に訪れる地だ。

このほど、映画館のない五島列島・福江島に出張上映という形で、五島高等学校の中にある五島メモリアルホールでの上映会を実施し、撮影に協力した「みかん屋食堂」店主や消防団を含む、五島市に住む島民総勢300人が集まった。
撮影当時に思いを馳せながら、松重は「(撮影時)何を食べておいしかったかな……と思い出しながら考えています。ちゃんぽんが食べたいです!」と話し、現地に向かう。飛行機を乗り継ぎ、五島市福江島の五島つばさ空港に無事に到着。上映会場まで移動する車内から、五島の景色を眺め、「あのシーンはここで撮影したな。このシーンは大変だったな……。大変だったけど、全部良い思い出。あの時の苦労話を、この場所にまた集まって、笑いながらみんな(撮影スタッフ)と話したいな」と当時を振り返った。
“いっちゃん汁”の食材探しに奔走する五郎。本編では市役所や市場のシーンなど、全て五島市で撮影された。フランスからの五島に移っていく最初のカットは、島内にある教会に入っていくシーンで、松重の監督としてのこだわりだ。実は、シーンのつなぎ目に違和感のないように、BGMにあわせて五郎の歩調のテンポを変えるなど、ち密に計算しつくした演出が行われていたそう。

会場には、「五郎」と書かれた手作りうちわを持つ人、「五郎さんを引退させない!」などのメッセージボードを作成した人の姿もあり、集まった島民から温かい拍手と共に迎えられた。「今日は集まってくださってありがとうございます!」と、手を振ってその拍手に応えながら、松重は上映前のトークを展開する。そして、「五島から素晴らしい女優さんが誕生しました」とコメントすると、会場からどよめきが上がった。
本編に登場した“みかん屋食堂”の店員は、実在の店舗で働いている女性が演じた。撮影当時は「演技は素人だから……」と及び腰だったものの、松重監督の「よーい、はい!」という合図があると、監督も驚くほどナチュラルに堂々と演じられたと、当時の様子を語った。上映が始まると、様々なシーンやセリフに対して笑いが起こり、五島列島パートでのシーンは、出てくる景色に対して、「ここでも撮影していたんだ!」というような「おお!」とざわつく場面も。五島ならではの上映会として、盛り上がりをみせ、上映が終了後は、会場からはあふれんばかりの拍手が沸き起こった。

イベント終了後には、松重がホールロビーに登場し、観客一人一人にサイン入りの「井之頭五郎」特製名刺を直接手渡すサプライズが。「お腹すきました!」「五島を使ってくれてありがとう!」と観客それぞれが思い思いのコメントを直接伝えるなど、松重との交流に喜びの声が上がり、松重も“お客様に楽しんでもらえた”と満足そうな様子。「孤独のグルメ」らしいほっこりとした凱旋上映会は幕を閉じた。「劇映画 孤独のグルメ」は全国公開中。

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