神尾楓珠、桜田ひよりの「気さくなお兄さんでした」にニッコリ「嬉しいですね」
2025年1月15日 21:46
俳優の神尾楓珠と桜田ひよりが1月15日、東京・ユナイテッドシネマ豊洲で行われた主演映画「大きな玉ねぎの下で」の完成披露舞台挨拶に、山本美月、中川大輔、西田尚美、原田泰造、江口洋介、草野翔吾監督、主題歌を務めるasmiと共に出席した。
本作は、昨年デビュー40周年を迎えたロックバンド・爆風スランプが1985年にリリースした楽曲にインスパイアされて製作されたラブストーリー。手紙やノートでの交流を通して顔も知らない相手に恋をする人々を描く。
夜はバー、昼はカフェとして営業する店「Double」で、夜帯に働く丈流を演じた神尾と昼帯に勤務する美優に扮した桜田。桜田は「陽よりも陰な感じのイメージがあったので、ちゃんとコミュニケーションがとれるか不安だった」と神尾への印象を語ると「でも本当に気さくなお兄さんで、たくさん話しかけてくださいました。かといって陽に行きすぎない感じが良かった」と絶妙なバランスだったことを明かす。
桜田の言葉を聞いていた神尾は「クールな印象を持たれることが多いので嬉しいですね」と笑顔を見せると、映画がお披露目されることに「僕が映画を観てから結構時間が経っているので、皆さんがどう感じてくれるんだろうとソワソワした気持ちです。自分ではなかなか客観的に観られないのですが、聞いた話では評判がいいみたいなので、きっといい作品だと思います」と照れながらも作品をアピールした。
この日は、主題歌を担当したasmiが、作品のモチーフとなった「大きな玉ねぎの下で」を生歌唱するコーナーも。独特の歌声で情緒たっぷりに歌い上げると、神尾は「素敵でした。歌詞がスッと心に入ってきて、情景が浮かんできました」と感想を述べ「(爆風スランプが歌う)元の楽曲はストレートで熱い思いが伝わってくるのですが、asmiさんの歌声は、包み込んでくれるようで聴いていて気持ちよかったです」と感激した面持ちで語る。桜田も「撮影中ずっとこの曲を聴きながら過ごしていたので、ようやく生歌を聴くことができてすごく嬉しいです。感動しました」としみじみ語っていた。
また、作品名にある「玉ねぎ」にちなんだキャッチコピー「恋ってときどき目に染みる」にかけて「最近目に染みたこと」というテーマでトークが展開すると、神尾は「正月に親戚が集まったんです。僕は親戚が多くて20人ぐらいいたのですが、そのときは子どもたちもいっぱいいてせわしないなと思っていたんです。僕も一応芸能人なので親戚からやーやー言われたり、『逃走中、なんで捕まったの?』って言われたり。その時はすごく疲れたのですが、家に帰って一人になったとき『楽しかったな』と感傷的になりました」というエピソードを披露した。
一方の桜田は「最近泣いたといったら、役で涙を流すぐらい。そういう日は一日憂鬱な気持ちなのですが、思い切り泣くとすっきりするんですよね」と役で涙することで気持ちを軽くしているという。また山本は「最近子どもとアニメを観ているのですが、子ども映画なのに結構泣けるんです。私の方が真剣に観て泣いちゃうぐらい」と母親ならではの“涙トーク”を展開していた。
神尾は「『大きな玉ねぎの下で』という楽曲を知らない方でも楽しめる作品になっています」とアピールすると、桜田も「私たち世代、親世代と幅広い方々に刺さる映画になっています」とアピールに努めた。映画は、2月7日から全国で公開。
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