話題沸騰の小説「近畿地方のある場所について」実写映画化決定 監督は「ノロイ」「サユリ」の白石晃士
2024年12月11日 12:00
話題沸騰中の小説「近畿地方のある場所について」(著者・背筋/KADOKAWA刊)の実写映画化が決定した。監督を務めるのは、「ノロイ」「サユリ」で知られる鬼才・白石晃士監督。2025年1月に撮影開始。ワーナー・ブラザースの配給で25年内の公開を予定している。あわせて、特報映像も披露された。
行方不明になったオカルト雑誌の編集者。彼が消息を絶つ直前まで調べていたのは、近畿地方のある場所にまつわる過去の編集記事だった。彼はなぜ消息を絶ったのか? いまどこにいるのか? すべての謎は、その場所へとつながっていた……。
23年1月、Web小説サイト「カクヨム」に第1話が投稿されると「これは本当に虚構のストーリー?」「それとも現実にあった出来事のドキュメンタリーなのか?」「その場所は実在するのではないか」など様々な反響がSNSで投稿され、小説の世界観に引き込まれた読者の間で熱を帯びた議論が巻き起こった。
瞬く間に大注目作として話題になり、連載が続くにつれて若年層を中心にファン層を拡大。累計2000万PVを超えるヒットを記録し、同年4月に最終話となる第34話を投稿後、同年8月に単行本化。日本全国の書店でベストセラーの棚を独占し、最も読まれている小説のひとつとして日本の読者を魅了している異色作だ。
製作を務める櫛山慶プロデューサーはWebで発表された原作小説を読み、「2000年代に掲示板の怪談スレッドに興奮した感覚がよみがえってきた」と映画化を熱望。白石監督は「原作の得体の知れない黒い魅力を、世界中の人々に感染させるべく、映像化という呪術を仕掛けていきます」と意気込みを語っている。
原作者の背筋氏を含むコメント全文は、以下の通り。
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