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広瀬すずが体現する狂気の女優の愛!中原中也と小林秀雄との三角関係描く「ゆきてかへらぬ」予告編

2024年12月6日 07:00

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広瀬すずが中原中也と小林秀雄との三角関係の愛に狂う女に
広瀬すずが中原中也と小林秀雄との三角関係の愛に狂う女に
(C)2025 映画「ゆきてかへらぬ」製作委員会

広瀬すずが主演を務め、木戸大聖岡田将生と共演する映画「ゆきてかへらぬ」の予告編、メインビジュアルが公開された。さらに本作の主題歌は新進気鋭のシンガーソングライター・キタニタツヤの書き下ろし新曲「ユーモア」に決定した。

本作は大正時代を舞台に、実在した男女3人の壮絶な愛と青春を描いた作品。「探偵物語」や「ヴィヨンの妻 桜桃とタンポポ」の根岸吉太郎監督が16年ぶりにメガホンをとり、「ツィゴイネルワイゼン」や「セーラー服と機関銃」の田中陽造が脚本を担当し、広瀬が実在した女優の長谷川泰子役を演じている。また、木戸は“不世出の天才詩人”中原中也、岡田は“日本を代表する文芸評論家”小林秀雄に扮している。ほか、田中俊介トータス松本瀧内公美草刈民代カトウシンスケ藤間爽子柄本佑らが共演。

まだ芽の出ない女優・長谷川泰子は、のちに“不世出の天才詩人”と呼ばれることになる青年・中原中也と出逢う。どこか虚勢を張り合うふたりは、互いに惹かれ、一緒に暮らしはじめる。その後、東京に引っ越したふたりの元を、中也の友人で、のちに日本を代表することになる文芸評論家・小林秀雄が訪ねてくる。偶然ともいえるその出逢いが、やがて3人の運命を狂わせていく。

予告編は、冒頭から広瀬演じる駆け出しの女優・長谷川泰子が「惚れたら、女は身体ごと惚れるのよ」と木戸演じる中原中也と岡田演じる小林秀雄の心を翻弄する妖艶な表情が映し出される。「俺とお前は、離れたら壊れちゃうんだよ」と泰子に切なげに訴える様子にまだ幼さが垣間見える中也、のちに”知の巨人”と呼ばれる小林は、「君という女は、本当においしそうだ」と成熟した大人の色気を漂わせる。後半では、次第に狂気を帯びながら執筆と格闘する中也に対し「全生活を上げて恋をする人もいるわ!」と感情剥き出しに愛を吠える泰子。激しくケンカをする中也と泰子を仲裁する小林、求め合う小林と泰子。そして迫りくる電車を前に虚ろな表情で立ち尽くす中也など、劇的な展開が繰り広げられる。

主題歌を聞いた広瀬は「主題歌が始まった瞬間は映画の余韻が残りつつ、後半は違う世界観でちょっと面白いバランス感の楽曲で素敵だなと思いました」、木戸は「3人のキャラクターのどの人を歌詞の主人公においたとしても当てはまるような、すごく切なさもあり、ずっと聴いていられる、何回もリピートして聴いていられるような素敵な曲でした」、岡田は「心地よいリズムで歌詞もすっと入ってきますし、改めて歌詞を見て聴くのと、また理解を深めてからこの曲を聴くのでは(印象が)変わるので、聞くときは歌詞を読んでみてから聞いてもらったら嬉しいなと思います」とコメントを寄せている。

ゆきてかへらぬ」は、2025年2月21日からTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開。

■キタニタツヤ コメント
詩を書くということは、意味なくただそこにあるだけの現実をあえてユーモラスに捉えて解釈し、言葉というフォーマットで出力しなおす営みだと思っています。単に「面白おかしく」という意味ではなく、ありていでない眼差しを向けることによって現実に隙を見出す、何らかの安らぎの余地を加えるという意味でのユーモア。
加えて、人は永遠ではあり得ないのに反して言葉は永遠になり得ます。残された言葉は他者の心を撫で続ける。現代に生きる私はそういうふうに中原中也の詩に触れてきましたし、泰子もそうだったのかもしれません。
ゆきてかへらぬ」ラストシーンでの泰子と小林にとって中也の詩はどう響いていたんだろう。また劇場を後にする私たちにとって「ゆきてかへらぬ」という映画そのものはどう響いていくのだろう。そうしたことを考えながら歌を作りました。

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