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香取慎吾「日本一の最低男」で11年ぶりフジ系連ドラ主演!「しばらくテレビの世界から離れていたからこそ…」

2024年11月5日 05:00

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「日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった」に主演する香取慎吾
「日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった」に主演する香取慎吾

歌手で俳優の香取慎吾が、2025年1月に放送開始となるフジテレビ系・木曜劇場「日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった」(毎週木曜午後10時~)に主演することが明らかになった。香取にとっては、14年放送の「SMOKING GUN~決定的証拠~」以来、約11年ぶりに同局系の連ドラ主演となる。

これまでに「人にやさしく」(02)、「西遊記」(06)、「薔薇のない花屋」(08)など、数多くのフジテレビの連ドラで鮮烈な印象を残してきた香取。近年も「凪待ち」(19)、「犬も食わねどチャーリーは笑う」(22)など映画をはじめドラマ、舞台に精力的に出演を続け、硬軟自在に役を演じ分け着実にキャリアを重ねてきた。11月中旬にクランクインを控える香取は、「テレビドラマの華やかな世界にまた足を踏み入れられるという喜びと、しばらく離れていたからこそ感じるプレッシャーと、その両方を味わっているところです」と胸の内を語っている。

香取が今作で演じる主人公・大森一平は、人生崖っぷちに追い込まれた元報道マン。家族嫌いで子ども嫌いの最低男が、選挙に当選するためにシングルファーザーの義弟とその子どもたちと共に暮らすことになる。日常における家族や社会の問題と向き合っていくなかで、最低男は義弟や子どもたちと少しずつ本当の家族のような関係を築きながら、次第により良い社会を作りたいと願うようになり、やがて本気で選挙に立候補することになる……、という設定の完全オリジナル作品だ。


【ストーリー】
大森一平(香取)は、テレビ局の報道マンとして家族のケアを全くしない仕事人間だったが、その昭和的な価値観のせいで不祥事を起こし、追われるように退社。今は大嫌いだった父親の残した実家に引っ越し、フリージャーナリストを名乗るも仕事はなく、無職同様のさえない生活を送っている。
そんなある日、一平は亡き妹の夫で、残された子ども2人をシングルファーザーとして育てている小原正助に声を掛け、実家で一緒に暮らし始める。家族や子どもが大嫌いなはずなのに、正助とともに家事育児に精を出す一平。だが、その意外な行動の裏には、ある“最低”な目的があった。社会的に再起して世間を見返してやろうと、政治家になることを決意した一平は、来たるべき区議会議員選挙で、生活者目線を持っていることをアピールできるように、正助とその子ども2人との共同生活を始めたのだ。いわば、自身の選挙でのイメージアップのために“ホームドラマ”を演じているに過ぎなかったのである。
しかし一平は正助やその子どもたち、さらには子育てを通じて出会った人々と触れ合う中で、家族や社会の問題など、日常におけるさまざまな課題に真摯に向き合うようになり、人生観も徐々に変化し始める。これまで家族を避けて生きてきた一平は、次第に本当の父親のような存在となり、“ニセモノ”の家族が、いつしか“ホンモノ”の家族になっていく――。そして一平は、日常の問題を解決するため、家族や周囲の応援も受けながら、選挙に立候補することに――。

香取のコメント全文は、以下の通り。
――香取さんにとって、およそ11年ぶりのフジテレビ系連続ドラマ主演作となります。

「今から7、8年前、フジテレビでずっとレギュラー出演させていただいていた番組が終わることになって、その最終回の収録が終わったとき、レインボーブリッジを渡って帰ったんですね。それ以来、あの橋を渡ってお台場に来ることは、ほとんどなくなって。でも、それだけの長い年月を経たことによって、テレビって、すごくすてきで華やかで、でもその分、テレビを作ることはすごく大変なことなんだ、ということに気づくことができたんですよね。しばらくテレビの世界から離れていたからこそ、逆にテレビのことがよくわかるようになった。だから今は、そんな華やかな世界にまた足を踏み入れられるという喜びと、離れていたからこそ感じるプレッシャーと、その両方を味わっているところです。考えてみると、テレビの仕事の中で…というか、すべての活動の中で、連続ドラマがいちばん大変じゃないかと思うんですよ。映画とか舞台とか、音楽とか、僕は絵の個展なんかもやってますけど、そういった活動と比べても、やっぱり連ドラがいちばん大変なんじゃないかな。…そういう話を、草彅(剛)とも最近よくしてるんですけど(笑)」

――今作のオファーを受けたときの心境は?

「まずはとにかく、びっくりしましたね。でも、すぐに“挑んでみたい”っていう気持ちに変わりました。まぁ、挑むといっても、“楽しみながら演じる”という姿勢は忘れずに、スタッフやキャストの皆さんと一緒に、良いお仕事をしたいなと思ってます。テレビの前の皆さんに“面白かった”って心から言ってもらえるようなドラマになったらいいなと。…僕、すごくちゃんとしたこと言ってますよね(笑)?」

――今作のあらすじ、プロットについて、どのような印象を持ちましたか?

「夢の世界とか、現実とはかけ離れた世界を描いてみせることも、テレビドラマの大切な役割ではあるんですけど、今回のドラマでは、もっと身近なこと、人々の生活の中に垣間見えるようなことも描かれていくことになると思うんです。だから、そういう何気ない事柄が、現実の社会を生きている皆さんにとっての“明日を生きるヒント”になったらいいなって。今は、“素直に前を向いて生きてますか?”って聞かれても、誰も胸を張って答えられないような、そんな時代だと思うので。…いやいや、本当にちゃんとしたコメントだなぁ(笑)」

――大森一平というキャラクターの印象は? また、一平を演じるにあたっての意気込みや、心掛けようとしていることなどがあれば教えてください。

「一平は、いわゆる“最低男”なんですけど、実際の慎吾ちゃんはとってもいい人なので(笑)、本物の“最低男”になれるように頑張りたいと思います!“今度の慎吾ちゃんは最低だね”って言われたら、こっちの勝ちかなと(笑)。とはいえ、そんな最低な男が、そこからどうやって成長していくのかも、もちろん見届けていただきたいです。いったい彼が、どういうときに何を思い、どんな気づきを得るのか。そのあたりを、監督以下、スタッフの皆さんと話し合いながら探っていきたいと思っています」

――主人公の一平は、社会を変えようと選挙に出ることを決意します。そんな一平に、共感する部分はありますか?

「政治家の仕事って、僕の仕事とは全く違うけど、考えてみると、けっこう近いところもあるような気がするんです。僕は普段、自分の思いを、歌を歌ったりすることで発信しています。それに共感してくれる人たちがいて、その人たちがたくさん集まってくれて…、ということを仕事としてやっているわけですよね。政治家が、有権者に“世の中を変えたい”という志や思いを伝えて、それを実行していこうとする気持ちと、何となく似ているような気もします。とは言ってもやっぱり、毎日ニュースを見ながら“もっとちゃんとやれる人はいないのか?”なんて言ってる僕みたいな人間と、本気で選挙に出ようと考えている人たちとでは、大きな隔たりがあるのは間違いないですね。自分自身が世の中を変えるんだと決意して、選挙という最初の一歩を踏み出すのは、本当に大変なことだと思うから。だからこの先、一平が選挙に出ようと決めたときに、どんな大きな一歩を踏み出すことになるのか、今から楽しみですね。きっと僕の演じる一平は、最初は軽く考えてるはずだから(笑)」

――では最後に、放送を楽しみにしている視聴者の皆様へ、メッセージをお願いします。

「香取慎吾、久々にフジテレビの連続ドラマに登場します!最近は、各局でたくさんのドラマが放送されていて、選ぶのが大変だと思うんですけど、来年の1月はぜひ、慎吾ちゃんを選んでください(笑)!」

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