「ゴジラ-1.0」山崎貴監督の原点! 「ジュブナイル」「リターナー」4Kデジタルリマスター、期間限定公開
2024年11月3日 09:00
「ゴジラ-1.0」の監督・脚本・VFXを手掛けた山崎貴の監督デビュー25周年を記念して、デビュー作「ジュブナイル」(2000年7月15日公開作品)と、デビュー2作目「リターナー」(2002年8月31日公開作品)の4Kデジタルリマスター上映が決定し、予告編(https://youtu.be/IAzc-MzYgK8)が公開された。「ジュブナイル」は11月22~28日、「リターナー」は11月29日~12月5日に1週間期間限定上映される。
23年11月3日に公開された日本製作の実写版ゴジラ30作目となる「ゴジラ-1.0」は、日本のみならず世界各地でも公開され、大ヒットを記録。北米ではこれまで劇場公開された邦画実写映画の興行収入記録を大幅に塗り替え、歴代1位に輝いた。第96回アカデミー賞では、アジア映画初となる視覚効果賞を受賞する快挙を果たした。
香取慎吾が主演を務めた「ジュブナイル」は、少年たちと未知のロボット“テトラ”との交流を描いたファンタジー映画。金城武と鈴木杏が共演したSFアクション映画「リターナー」は、スピーディーなガンアクションとワイヤーワーク、随所に見られるVFXシーンが日本映画のイメージを一新させる映像世界を実現した。山崎監督のVFXの原点でもある初期2作品を、白組×ROBOT×Imagica EMSによる最新4Kデジタルリマスター技術で、オリジナル35mmネガ原版から4KDCPへと完全復元した。
4Kデジタルリマスター制作に初期段階から関わり、完成した本編をスクリーンで鑑賞した山崎は、「4Kリマスターはまるでつい最近撮影したかのようにあの時間を蘇らせてくれました。二つともタイムトラベルが中心に居る話ですが、映画自体がタイムマシンのように僕を20数年前に連れて行ってくれました」とその完成度の高さに興奮。両作品に出演した鈴木杏も「蘇った『ジュブナイル』『リターナー』。すっかり見入ってしまいました。面白いし、エモいし、大変!」と喜びのコメントを寄せた。
「ジュブナイル」4Kデジタルリマスターは11月22日、「リターナー」4Kデジタルリマスターは11月29日から1週間期間限定公開。山崎監督と鈴木のコメントと、作品情報は以下の通り。
4Kリマスターはまるでつい最近撮影したかのようにあの時間を蘇らせてくれました。
二つともタイムトラベルが中心に居る話ですが、映画自体がタイムマシンのように僕を20数年前に連れて行ってくれました。
みんな若くて、画像が生々しくて、なんだかそのまま映画の中に引きずり込まれそうな、引きずり込まれたいような甘い郷愁が押さえようもなく胸の内に立ち上ってきて、ちょっと泣いてしまいそうになりました。
色々足りないところもある映画ですが、久しぶりに劇場に足を運んでもらえると嬉しいです。
面白いし、エモいし、大変!
あれ?「ジュブナイル」の時、山崎監督はいくつだったんだっけ?と計算してみたら、今の私とほぼ同い年。改めて尊敬。その才能と努力で次々と夢を叶えてきた山崎監督の今後の作品がますます楽しみです!
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11月22日~11月28日 4Kデジタルリマスター期間限定公開
2000年、ある田舎町の夏の日。小学生の祐介(遠藤雄弥)と岬(鈴木杏)たちは、森の中で小さなロボット「テトラ」と出会う。高度な知能を持つテトラはどこから来たのか。祐介たちは、タイムマシンを研究する天才物理学者・神崎(香取慎吾)と共にテトラの秘密を探る。そのころ地球上空10万キロメートルの彼方に謎のエイリアン・ボイド人の巨大宇宙船団が地球の海を狙って停泊していた。刻々と迫りくる地球の危機。地球を守るため、そしてボイド人にさらわれた岬を守るため、祐介はテトラが作った戦闘型ロボット・ガンゲリオンにありったけの勇気を持って乗り込む。
11月29日~12月5日 4Kデジタルリマスター期間限定公開