ベネチア金獅子賞受賞のペドロ・アルモドバル監督作、1月31日公開 安楽死を望む女性と親友の、人生最期の数日間
2024年10月31日 10:00

第81回ベネチア国際映画祭で最高賞の金獅子賞を受賞した、ペドロ・アルモドバル監督初の長編英語作品「ザ・ルーム・ネクスト・ドア(原題)」が、「ザ・ルーム・ネクスト・ドア」の邦題で、2025年1月31日に公開されることがわかった。ティルダ・スウィントンとジュリアン・ムーアが共演し、病に侵され安楽死を望む女性と、彼女に寄り添う親友のかけがえのない数日間を描く。
第72回アカデミー外国語映画賞に輝いた「オール・アバウト・マイ・マザー」、第75回アカデミー脚本賞を受賞した「トーク・トゥ・ハー」などで知られるアルモドバル監督。本作では、75歳を越え円熟味を増したアルモドバル監督が、独自の感性溢れるカラフルな世界観で、人生最期の数日間をめぐる物語を紡ぐ。
ウェス・アンダーソン監督やジム・ジャームッシュ監督の作品の常連として知られ、「フィクサー(2007)」で第80回アカデミー助演女優賞を獲得したスウィントンが主演を務める。共演は、「アリスのままで」での第87回アカデミー主演女優賞など、世界三大映画祭全ての女優賞を手にしたムーア。ふたりのオスカー女優が親友同士を演じ、繊細で美しい友情を体現する。

重い病に侵されたマーサ(スウィントン)は、かつての親友イングリッド(ムーア)と再会し、会っていない時間を埋めるように、病室で語らう日々を過ごしていた。治療を拒み、自らの意志で安楽死を望むマーサは、人の気配を感じながら最期を迎えたいと願い、“その日”が来る時に隣の部屋にいてほしいとイングリッドに頼む。悩んだ末に彼女の最期に寄り添うことを決めたイングリッドは、マーサが借りた森のなかの小さな家で暮らし始める。そしてマーサは、「ドアを開けて寝るけれど、もしドアが閉まっていたら私はもうこの世にはいない」と告げ、最期の時を迎える短い数日間が始まるのだった。
第81回ベネチア国際映画祭でプレミア上映されると、約20分間の拍手喝采を浴び、金獅子賞の栄冠に輝いた。海外メディアからは、「魂を激しく揺さぶられる」(TIME)、「心の奥に深く刻まれる」(Vanity Fair)、「命の輝きを描く物語」(Deadline)と絶賛され、映画賞レースの注目作品として期待を集めている。
「ザ・ルーム・ネクスト・ドア」は、25年1月31日に公開。
フォトギャラリー
関連ニュース


【第81回ベネチア国際映画祭】ペドロ・アルモドバル新作は死を見つめる物語、初の英語長編劇に18分の喝采 ブラピ&ジョージ・クルーニーは「ウルフズ」お披露目
2024年9月5日 13:00




映画.com注目特集をチェック

ガンニバル
【衝撃の問題作】なぜ世界は「ガンニバル」にハマるのか? “絶対的支持”の理由を徹底解説!
提供:ディズニー

BETTER MAN ベター・マン
【観ないとぜっったい後悔する】「グレショ」監督最新作!ラスト5分の破壊力に、感動を超えて放心状態
提供:東和ピクチャーズ

劇場版モノノ怪 第二章 火鼠
同僚にあまりにオススメされるので、ミリしらで観たら不覚にも秒で沼にハマって大変なことになった話
提供:ツインエンジン

すごすぎて言葉にならない映画
【人類史上最悪の“ブラック仕事”爆誕】よく考えずに転職したら…死んで生き返る“無限労働”だった
提供:ワーナー・ブラザース映画

日本の映画館は高すぎる!?
【そんなあなたに…衝撃の価格破壊!】2000円→750円になる裏ワザあります
提供:KDDI

35年目のラブレター
【感動実話に“とんでもない絶賛”の嵐】噂を聞きつけ実際に観てきたら…忖度なし正直レビュー!
提供:東映

ディズニープラス デジタルギフトカード(通常価格5,940円)が当たる!
「ガンニバル」シーズン1をちょっとでも観たことある人、今すぐ参加して!(提供:ディズニー)