内野聖陽×大森寿美男監督・脚本「ゴールドサンセット」25年WOWOW放送&配信 謎の男の過去が垣間見える特報公開
2024年10月21日 06:00

俳優の内野聖陽が主演し、大森寿美男が監督と脚本を手掛ける「連続ドラマW ゴールドサンセット」(全6話)が、2025年にWOWOWで放送・配信されることが決定した。本編映像を使用した特報(https://youtu.be/Lt84RjPze-c)が公開された。
原作は、白尾悠氏による同名小説(小学館刊)。内野扮する謎の男をはじめ、心に傷を抱えた人々が人生を見つめ直すヒューマンドラマが描かれる。内野が主演を務めた「黒い家」(99)、NHK大河ドラマ「風林火山」(07)、特集ドラマ「どこにもない国」(17)で脚本を手掛けた大森が、監督と脚本を担う。
内野が演じるのは、古いアパートに住む謎の老人・阿久津勇。一人大声を上げたり、どこかおかしな振る舞いで、隣人の女子中学生にも不審がられる始末だが、次第にその振る舞いの理由と、彼の過去が明らかになっていく。
阿久津が出会う心に傷を負った女子中学生、彼女が出会う人生崖っぷちの中年女性、そして過去の職場でのトラウマを抱える女性、大切な人に優しい嘘をつき続ける青年。どこかに生きづらさを抱える人々が不思議な糸に操られて、劇団「トーラスシアター」との出会いを通し、一つの物語に結び付けられていく。
内野は、「これは、シニア世代の煌めくような瞬間がオムニバスのようになった作品です。僕に課された役は、若い頃に犯した過ちから、まさに地獄の淵から這い上がろうとしているような男」と説明し、「さまざまなシニア世代の生き直し、再生していこうという思いが、時に切なく美しい話だと思います。また、演劇というものの効用が改めて問い直されてもいいと思えるような話だと思います」とコメントを寄せた。
劇中に登場する劇団「トーラスシアター」は、演出家・蜷川幸雄氏が晩年に力を注いだ“55歳以上”が参加資格の劇団「さいたまゴールド・シアター」にインスパイアされたもの。登場人物の悩みとシンクロする劇中に登場する戯曲のセリフも見どころとなっている。
内野と原作者の白尾氏、大森監督のコメントは以下の通り。
僕に課された役は、若い頃に犯した過ちから、まさに地獄の淵から這い上がろうとしているような男。
シェイクスピアの『リア王』に自分の人生を重ね合わせ、シニア劇団で演じることで、人生の許しを乞おうとしています。非常にタフな精神のいる役だなと感じました。そして、演劇一本を立ち上げるパワーが必要な作品で、なんという挑戦的な話だろうと思いました。
普通のプロが毎晩演じる公演というより、役者をやめた人間が一夜限りで演じる一世一代のもので、なおかつそれが、自分の罪の贖罪になっていく、そこが難しかったところですね。
また、演劇というものの効用が改めて問い直されてもいいと思えるような話だとも思います。
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