松重豊が監督・脚本・主演「劇映画 孤独のグルメ」 内田有紀、磯村勇斗、塩見三省らキャスト発表
2024年9月27日 08:00
松重豊主演の人気ドラマを松重本人が監督・脚本・主演を務め映画化する「劇映画 孤独のグルメ」のキャストが発表された。内田有紀、磯村勇斗、村田雄浩、塩見三省、杏、オダギリジョーが出演し、“究極のスープ探し”という大きな難問に挑む主人公・井之頭五郎(松重)に深く関わっていくキャラクターを演じる。
内田が演じるのは、五郎が迷い込む、韓国領の島のコミュニティで暮らす志穂。磯村は、“究極のスープ”探しをする五郎を手伝うことになる青年・中川、塩見は五郎が“スープ探し”の旅に漕ぎ出すことになる依頼をする、フランスに住む松尾一郎役を演じる。
五郎のかつての恋人・小雪(さゆき)の娘であり、祖父である一郎(塩見)の依頼のために五郎をフランスに呼ぶ松尾千秋を杏、劇中に登場する中華ラーメン店「さんせりて」の店主をオダギリが演じる。
村田は、かつてドラマ「孤独のグルメ」シリーズにも登場経験のある、五郎の同業者・滝山役で再登場する。
豪華キャスト陣6人が揃ったことに対し、松重は「台本を作り上げて行く過程で、 この役はこの人、あっちの役はあの人と夢想しています。練り上げていくにしたがってそれは恋心に変わっていきました。幸いなことに見事恋愛は成就し、僕の恋い焦がれる面々が集ってくださいました。そして僕の気持ちをはるかに上回る愛で応えてくれました」と感謝している。
キャストの役柄紹介、コメントは以下の通り。
五郎が迷い込む韓国領の島のコミュニティで暮らす女性。
私の役者人生で初めての「背広を着た監督」です。
五郎さんがモニターの前に座り「OK!」と大きな声が響き渡ると、撮影現場は一瞬で笑顔で満たされます。
でも、どこかお腹が減ってくる。
美味しいご飯を食べている時は日常のゴタゴタから解放され、今日を頑張った自分を褒めてあげられます。
ホッコリする『孤独のグルメ』のテイストはそのままに、劇場版だからこそのスペクタクルな展開が待っています。
スクリーンいっぱいに広がる最高の食べっぷりを、是非劇場でご堪能下さい。
あ!
ご鑑賞の前には食事を済ませてくることをオススメします。
でないと、五郎監督の思うツボに…(笑)
中華ラーメン店「さんせりて」の常連客。スープの食材とレシピを探す五郎のことを手伝う。
そして何より、今回は松重さんご本人が監督を務めるとお聞きし、開口一番で参加したい!となった次第です。
俳優もやりながら監督をしている松重さんの姿がとても勇ましく、また長年一緒に作り上げてきたスタッフさんたちを大切にされている様子を拝見し、愛され続ける作品というのは作り手の人柄が大事なんだと、改めて実感した現場でした。
そして、僕の役は劇中である料理を食べるのですが、「孤独のグルメ」で食べるシーンに参加できたことがとても嬉しかったです。
是非劇場でご覧下さい。
衣装合わせにも監督なので当然いらしているのがなんだか不思議な気持ちでしたが、何度も親子役などで共演させていただいていたので、安心して現場に挑むことができました。
実は五郎さんの食べカットを撮影中、お店の隅で出番を待っていたのですが、モニターの映像を見ながら匂いだけ嗅いで、その日は食べられずじまいでした。
ただ座って待っているだけなのに、お腹が空いて仕方がない!
スタッフの方はもう十年以上も、この過酷な環境で撮影をされているのかと思い知らされました。
絶対に食べたい!と諦められず、またあのお店に行ってみようかと画策しているところです。
見たら誰もがお腹がすく映画です。お楽しみに!
中華ラーメン店「さんせりて」の店主。
松重さんの身長は2m30cmほどあります。
現場での松重さんは本当にそのくらい大きな存在に感じました。
五郎と旧知の仲でもある同業者。
練り上げていくにしたがってそれは恋心に変わっていきました。
そして脚本というラブレターにしたためて、 それぞれの所属事務所にお届けしました。
返事をもらえぬ日々は悶絶するようでした。
幸いなことに見事恋愛は成就し、 僕の恋い焦がれる面々が集ってくださいました。
そして僕の気持ちをはるかに上回る愛で応えてくれました。
監督をやってみてはじめて、 俳優さんって凄いんだなぁって、 気づきました。
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
テリファー 聖夜の悪夢 NEW
【嘔吐、失神者続出の超過激ホラー】どれくらいヤバいかチェックしてみたら、感想真っ二つだった話
提供:プルーク、エクストリームフィルム
【推しの子】 The Final Act NEW
【知ってるけど、ハマってない人へ】今が新規参入の絶好機!この作品で物語の最後まで一気に観よ!
提供:東映
モアナと伝説の海2 NEW
【全世界が注目、極大ヒットの予感!?】あの「インサイド・ヘッド2」超えの可能性も…魅力とは!?
提供:ディズニー
アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師
【ナメてた公務員が“10億円詐欺”を仕掛けてきました】激推ししたい“華麗どんでん返し”映画
提供:ナカチカピクチャーズ
優秀な若者が、殺された――
犯罪が起きない町で、殺人事件が起きた…町に隠された秘密が暴かれる、必見の衝撃サスペンス
提供:hulu
関連コンテンツをチェック
シネマ映画.comで今すぐ見る
父親と2人で過ごした夏休みを、20年後、その時の父親と同じ年齢になった娘の視点からつづり、当時は知らなかった父親の新たな一面を見いだしていく姿を描いたヒューマンドラマ。 11歳の夏休み、思春期のソフィは、離れて暮らす31歳の父親カラムとともにトルコのひなびたリゾート地にやってきた。まぶしい太陽の下、カラムが入手したビデオカメラを互いに向け合い、2人は親密な時間を過ごす。20年後、当時のカラムと同じ年齢になったソフィは、その時に撮影した懐かしい映像を振り返り、大好きだった父との記憶をよみがえらてゆく。 テレビドラマ「ノーマル・ピープル」でブレイクしたポール・メスカルが愛情深くも繊細な父親カラムを演じ、第95回アカデミー主演男優賞にノミネート。ソフィ役はオーディションで選ばれた新人フランキー・コリオ。監督・脚本はこれが長編デビューとなる、スコットランド出身の新星シャーロット・ウェルズ。
ギリシャ・クレタ島のリゾート地を舞台に、10代の少女たちの友情や恋愛やセックスが絡み合う夏休みをいきいきと描いた青春ドラマ。 タラ、スカイ、エムの親友3人組は卒業旅行の締めくくりとして、パーティが盛んなクレタ島のリゾート地マリアへやって来る。3人の中で自分だけがバージンのタラはこの地で初体験を果たすべく焦りを募らせるが、スカイとエムはお節介な混乱を招いてばかり。バーやナイトクラブが立ち並ぶ雑踏を、酒に酔ってひとりさまようタラ。やがて彼女はホテルの隣室の青年たちと出会い、思い出に残る夏の日々への期待を抱くが……。 主人公タラ役に、ドラマ「ヴァンパイア・アカデミー」のミア・マッケンナ=ブルース。「SCRAPPER スクラッパー」などの作品で撮影監督として活躍してきたモリー・マニング・ウォーカーが長編初監督・脚本を手がけ、2023年・第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリをはじめ世界各地の映画祭で高く評価された。
「苦役列車」「まなみ100%」の脚本や「れいこいるか」などの監督作で知られるいまおかしんじ監督が、突然体が入れ替わってしまった男女を主人公に、セックスもジェンダーも超えた恋の形をユーモラスにつづった奇想天外なラブストーリー。 39歳の小説家・辺見たかしと24歳の美容師・横澤サトミは、街で衝突して一緒に階段から転げ落ちたことをきっかけに、体が入れ替わってしまう。お互いになりきってそれぞれの生活を送り始める2人だったが、たかしの妻・由莉奈には別の男の影があり、レズビアンのサトミは同棲中の真紀から男の恋人ができたことを理由に別れを告げられる。たかしとサトミはお互いの人生を好転させるため、周囲の人々を巻き込みながら奮闘を続けるが……。 小説家たかしを小出恵介、たかしと体が入れ替わってしまう美容師サトミをグラビアアイドルの風吹ケイ、たかしの妻・由莉奈を新藤まなみ、たかしとサトミを見守るゲイのバー店主を田中幸太朗が演じた。
奔放な美少女に翻弄される男の姿をつづった谷崎潤一郎の長編小説「痴人の愛」を、現代に舞台を置き換えて主人公ふたりの性別を逆転させるなど大胆なアレンジを加えて映画化。 教師のなおみは、捨て猫のように道端に座り込んでいた青年ゆずるを放っておくことができず、広い家に引っ越して一緒に暮らし始める。ゆずるとの間に体の関係はなく、なおみは彼の成長を見守るだけのはずだった。しかし、ゆずるの自由奔放な行動に振り回されるうちに、その蠱惑的な魅力の虜になっていき……。 2022年の映画「鍵」でも谷崎作品のヒロインを務めた桝田幸希が主人公なおみ、「ロストサマー」「ブルーイマジン」の林裕太がゆずるを演じ、「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」の碧木愛莉、「きのう生まれたわけじゃない」の守屋文雄が共演。「家政夫のミタゾノ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭が監督・脚本を担当。
文豪・谷崎潤一郎が同性愛や不倫に溺れる男女の破滅的な情愛を赤裸々につづった長編小説「卍」を、現代に舞台を置き換えて登場人物の性別を逆にするなど大胆なアレンジを加えて映画化。 画家になる夢を諦めきれず、サラリーマンを辞めて美術学校に通う園田。家庭では弁護士の妻・弥生が生計を支えていた。そんな中、園田は学校で見かけた美しい青年・光を目で追うようになり、デッサンのモデルとして自宅に招く。園田と光は自然に体を重ね、その後も逢瀬を繰り返していく。弥生からの誘いを断って光との情事に溺れる園田だったが、光には香織という婚約者がいることが発覚し……。 「クロガラス0」の中﨑絵梨奈が弥生役を体当たりで演じ、「ヘタな二人の恋の話」の鈴木志遠、「モダンかアナーキー」の門間航が共演。監督・脚本は「家政夫のミタゾノ」「孤独のグルメ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭。
文豪・田山花袋が明治40年に発表した代表作で、日本の私小説の出発点とも言われる「蒲団」を原案に描いた人間ドラマ。物語の舞台を明治から現代の令和に、主人公を小説家から脚本家に置き換えて映画化した。 仕事への情熱を失い、妻のまどかとの関係も冷え切っていた脚本家の竹中時雄は、彼の作品のファンで脚本家を目指しているという若い女性・横山芳美に弟子入りを懇願され、彼女と師弟関係を結ぶ。一緒に仕事をするうちに芳美に物書きとしてのセンスを認め、同時に彼女に対して恋愛感情を抱くようになる時雄。芳美とともにいることで自身も納得する文章が書けるようになり、公私ともに充実していくが、芳美の恋人が上京してくるという話を聞き、嫉妬心と焦燥感に駆られる。 監督は「テイクオーバーゾーン」の山嵜晋平、脚本は「戦争と一人の女」「花腐し」などで共同脚本を手がけた中野太。主人公の時雄役を斉藤陽一郎が務め、芳子役は「ベイビーわるきゅーれ」の秋谷百音、まどか役は片岡礼子がそれぞれ演じた。