復活シーンはパントマイムのように モニカ・ベルッチが明かす、「ビートルジュース ビートルジュース」の裏側
2024年9月27日 13:00

ティム・バートン監督が、自身の出世作となった1988年の映画「ビートルジュース」の35年後を描く「ビートルジュース ビートルジュース」が、本日9月27日から公開された。ビートルジュースの元妻である新キャラクター、ドロレスを演じたモニカ・ベルッチ(「マレーナ」「パッション」)が取材に応じ、撮影の裏側やバートン監督作品の魅力を語った。
死後の世界で「人間怖がらせ屋」を営む推定年齢600歳のビートルジュースは、かつて結婚を迫るもかなわなかったリディアのことをいまだに忘れられずにいた。リディアは自身の霊能力を生かしてテレビ番組の司会者として活躍しているが、私生活では一人娘アストリッドとの関係に頭を悩ませている。アストリッドは幽霊の存在を信じておらず、母の霊能力もインチキだと思っているのだ。ある日、数世紀前から死後の世界の倉庫に封じられていたビートルジュースの元妻ドロレスが復活し、ビートルジュースに対して復讐を企てる。一方、アストリッドが死後の世界に囚われてしまい、リディアは最終手段としてビートルジュースに助けを求めるが……。

ベルッチとバートン監督は、以前から交際が報じられている。これまでも、バートン監督のことを「尊敬している」と語ってきたベルッチ。今回のオファーを受けて「とにかく彼の作品が全て大好きなんです。なので、彼から『君が演じたら良いと思う重要な役があるんだ』と言われた時は心から幸せで、ぜひ引き受けたいと思いました」と喜んだそうで、役柄の説明をしながら撮影を振り返る。
「ドロレスは、死後の世界を生きる、魂を吸い取る悪魔です。ビートルジュースは全ての人を追いかけまわしますが、彼女はビートルジュースを追いかけまわすのです。ビートルジュースの花嫁でもあり、2人の間には情熱的な恋愛物語がありました。しかし、それが最悪な結果に終わったのです。だから彼女が死後の世界で偶然目覚めてしまった時に、怒りと必死さと復讐心で溢れていて、自分の体を元に戻してしまいます。あのシーンは、ほとんどホラー映画のようで、撮影には2、3日はかかりました。私は、パントマイムをやるように演じました。壊れた人形みたいな感じでもありました」
ドロレスを演じるためには、体の動きで表現するボディランゲージが肝心だったそうで、「すごく楽しんで演じられました。おかげで助かりました。というのも、メイクには3時間かかりましたから。でも、セットも素晴らしかったですし、コリーン・アトウッドによる衣装もすごく美しかったんです」と裏側を明かす。
ドロレスの複雑なキャラクターについては「人生を象徴していると思います。私達は誰もが感情的な意味での心の傷を抱えているからです。彼女には、すごくたくさんの傷があります。でも、彼女はすごく強くて、だから復活できたのです。もちろん彼女はすごく恐ろしい役ですが、感情が豊かで、笑えたりもすると思うのです」と分析する。
最後に、バートン監督作品の魅力を聞くと「あらゆる感情が詰まっている」ことだと返ってきた。
「例えばこの作品はコメディでもあり、かつすごくエンターテイングで、でも怖くもあり、笑えて、だから本当に様々な感情を生み出してくれます。だから私達の世代は彼の作品に感動してきたのだと思います」
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