マーベルを離れた本当の理由 「スパイダーマン」監督が告白
2024年9月8日 11:00
Photo by Emma McIntyre/Getty Images大ヒットシリーズ「スパイダーマン」の監督として知られるジョン・ワッツが、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)からの離脱理由を米ハリウッド・レポーターの独占取材で明らかにしている。
ワッツ監督は「スパイダーマン ホームカミング」からMCUに参加。第3弾「スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム」の世界累計興収は19億ドルを超え、歴代興収ランキング6位という驚異的な成績を収めた。しかし、この輝かしい成功の裏で、監督の胸中には複雑な思いが渦巻いていたという。
「あの瞬間、これ以上のことは二度とないだろうと悟ったんです」とワッツ監督は振り返る。コロナ禍で苦戦する映画界で大ヒットを記録したこの作品の公開初日、ハリウッド大通りのチャイニーズ・シアターで観客の熱狂的な反応を目の当たりにした時、監督の中で何かが変わったという。
「スパイダーマンは常にスタン・リーとスティーブ・ディトコの創造物です」と監督は語る。「もちろん、私もクリエイティブな面で全面的に関わりましたが、今度は完全に自分の声で語りたいと思ったんです」
この思いが、マーベルからの離脱と新作「ウルフズ」の誕生につながった。ジョージ・クルーニーとブラッド・ピットが競合する2人の「フィクサー」を演じるこの作品は、ワッツ監督自身が脚本を手掛けた完全オリジナル作品だ。
「『ウルフズ』は私のものなんです。これは自分の声であり、自分のビジョンであり、自分のスタイルに戻る機会だったんです」
ワッツ監督の新たな挑戦は、すでに業界内外から熱い注目を集めている。ベネチア国際映画祭でのワールドプレミアでは、5分以上にも及ぶスタンディングオベーションを受けたのだ。
マーベルを離れるという大胆な決断をしたワッツ監督だが、MCUへの復帰の可能性は完全には否定していない。一方で、「ウルフズ」の続編はすでに発表されており、監督の新たな挑戦は始まったばかりだ。
なお、「ウルフズ」は9月27日よりApple TV+で世界配信される。
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
面白すぎてヤバい映画
【目が覚める超衝撃】世界中の観客が熱狂・発狂し、配給会社が争奪戦を繰り広げた“刺激作”
提供:松竹
この冬、絶対に観る映画はありますか?
【私はこれを絶対に観ますね!!】心の底から推す理由が、たんまりあります!
提供:ディズニー
人生にぶっ刺さる一本
人生に迷ったとき、この映画が“効く”だろう。すべての瞬間が魂に突き刺さる体験が待っている
提供:ディズニー
日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化
【前代未聞の事件】そして鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
なんだこの天才的な映画は!?
【物語がめちゃくちゃ面白そう――】非常識なまでの“興奮と感動”を堪能あれ
提供:ディズニー
てっぺんの向こうにあなたがいる
【世界が絶賛の日本映画、ついに公開】“胸に響く感動”に賞賛続々…きっとあなたの“大切な1本”になる
提供:キノフィルムズ