堂本剛主演「まる」 “○”と向き合う新場面写真一挙公開!
2024年9月3日 12:00
荻上直子監督の最新作で、堂本は「金田一少年の事件簿 上海魚人伝説」(97)以来、27年ぶりに映画主演を果たし、美大卒だがアートで身を立てられず、人気現代美術家のアシスタントをしている男・沢田を演じる。独立する気配もなければ、そんな気力さえも失って、言われたことを淡々とこなすことに慣れてしまっている。ある日、蟻に導かれるように描いた○(まる)が知らぬ間にSNSで拡散され、正体不明のアーティスト「さわだ」として一躍有名になり、段々と○にとらわれ始めていく。
共演に綾野剛、吉岡里帆、森崎ウィン、柄本明、小林聡美ら。堂本は「.ENDRECHERI./堂本剛」として初の映画音楽にもチャレンジしている。
このほど公開された場面写真は、堂本剛演じる沢田が“○”を描き上げ、自身が描いた“○”に向き合い、そして“○”におさまっているシーンだ。約2年前からのオファーを経て、初となる完全アテ書きで、沢田というキャラクターをつくりあげてきた荻上監督。堂本剛演じる沢田と“まる”という一風変わった作品のモチーフに早くも注目が集まっている。
「プロデューサーから『誰に興味があって、誰と一緒に映画を作りたいか』と聞かれるたび、堂本さんのお名前を常々挙げていました」と語るほど以前から堂本とのタッグを熱望していた荻上監督。「20代後半で帰国して、30代で映画監督デビューしたのですが、なかなかうまくいかなくて、『ああ、もう嫌だ』と悩んだ時期がありまして。そんな時にたまたまテレビに出ている堂本さんを拝見して、『あれ……私よりもっとツラそうな人がいる』と、すごく興味がわいてしまったんですね。以来、とても気になってはいたものの、お芝居からしばらく離れていらっしゃったので、映画に出てもらえることはないだろうと思っていました。ところが『そうでもないらしい』という話がプロデューサーから入り、『えぇっ、そしたらもう、すぐに脚本を書きます』と取り組み始めて、『まる』はスタートしました」と堂本との出会いを、「まる」のはじまりを明かす。
そこで監督は堂本の過去のインタビューからヒントを探し始め、“自分が分からなくなってしまう人のお話”を物語の根幹に置くことに。「不条理的な要素が結構あるし、自分が何者なのか分からなくなってしまうという部分は、書くのがとても難しくて。でも、そういう経験って誰しもあると思いますし、それこそ堂本さんのインタビューからたくさんヒントをいただきながら、シナリオを練り上げていったという感じでした」と語るように、堂本剛の言葉からつくり上げられ、荻上監督のユニークな視点から整えられた沢田というキャラクターは、○というモチーフがぴったりとハマる。その独自の世界観が本作の見どころのひとつだ。
さらに、9月6日から第2弾ムビチケカードの発売が決定、絵柄には街を背にした沢田が空中の“○”に手を添え見つめる姿が捉えられたムビチケオリジナルの新規ビジュアルが使用されている。
映画「まる」は10月18日公開。
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