「マーダーズ・イン・ビルディング」シーズン4、8月27日配信決定　迷推理トリオがハリウッド進出？

ニューヨークの高級マンションで暮らす、実録犯罪番組マニアのチャールズ（スティーブ・マーティン）、オリバー（マーティン・ショート）、メイベル（セレーナ・ゴメス）の3人が、住民の知られざる裏の顔を知ったり、仲間割れやトラブルに巻き込まれたりしながら、マンション内で発生する殺人事件を痛快に解決する本シリーズ。

2023年に配信されたシーズン3では、“演技が下手な女優”を演じたメリル・ストリープをはじめ、ポール・ラッド、ジェシー・ウィリアムズ、アシュリー・パークら、新キャストを迎え、新たな人間模様とミステリーを繰り広げた。最終話では、オリバーが演出するブロードウェイ劇の初日に、新たな殺人事件が発生した。

シーズン3は、7月17日（現地時間）に発表された第76回エミー賞ノミネーションで、「SHOGUN 将軍」「一流シェフのファミリーレストラン」（どちらもディズニープラスで配信中）に次ぐ、21もの部門で候補にあがり、演技賞（コメディ部門・主演女優賞）に初ノミネートされたゴメスの初受賞にも期待が寄せられている。

そしてシーズン4では、未解決の殺人事件を調査するため、チャールズ、オリバー、メイベルの3人がロサンゼルスへ捜査に向かう。予告編では、オリバー、チャールズ、メイベルらが“自分たち”の映画の脚本を読むシーンから始まる。これまで、数々の殺人事件を解決してきた3人に、ハリウッドから映画化のオファーが舞い込んだのだ。

早速、3人は映画の聖地であるハリウッドに飛び、自分たちを演じる人気俳優3人（ユージン・レビ、ザック・ガリフィアナキス、エバ・ロンゴリア）と会うことに。そんな華々しい表舞台の裏で、ある人物の死体が発見される。捜査に乗り出す3人だったが、「役づくりしたい」という俳優たちに追い回され、犯人探しは思うように進まない――。本シリーズの魅力である、絶妙なテンポの会話劇も健在であることが伺える。シーズン3で、オリバーと恋に落ちるも、女優の夢を捨てきれず、ニューヨークに旅立ったロレッタ（ストリープ）の再登場にも注目したい。

「マーダーズ・イン・ビルディング」シーズン4は、8月27日から、ディズニープラスで配信（全10話、毎週火曜に1話ずつ配信）。オリバー役を山寺宏一、チャールズ役を羽佐間道夫、メイベル役を林原めぐみが続投する日本語吹き替え版も配信される。