「踊る」シリーズ新作「室井慎次」最新映像　謎の少女・日向杏の更なる詳細が明らかに

1997年に連続ドラマが放送開始され、社会現象を巻き起こした「踊る」シリーズ。最新作は、柳葉敏郎扮する室井慎次が主人公を務め、シリーズの生みの親ともいえる亀山千広（プロデュース）、君塚良一（脚本）、本広克行（監督）が再結集。警察を辞めて穏やかな暮らしを送る室井に、再び事件の影が忍び寄る。

7月24日に公開された劇場予告編で、初めて存在が明かされた謎の少女・日向杏（福本）。最悪の殺人鬼・日向真奈美の娘であることも映像内で明かされ、同役を演じた小泉今日子がXで「実は娘がいました」と反応したことも話題となった。

「事件の被害者家族・加害者家族を支援したい」という想いで、少年たちと穏やかに暮らしていた室井。そこに森の中を必死に逃げ回る謎の少女が現れる。「行くところが決まるまでここにいなさい」と彼女を受け入れる室井だが、里親からの手紙を読んで表情がこわばる。

「娘の名前は、日向杏ーー」。歯列矯正された口元、瞬きをしない大きな黒目、拳銃・メス・ぬいぐるみを所持して見せた狂気的な笑顔。「踊る大捜査線 THE MOVIE」（98）で登場した猟奇殺人犯・日向真奈美（小泉）の娘だということが判明。さらに、獄中妊娠が世間にバレたら大問題になると隠ぺいされた衝撃の事実が発覚する。

杏の来訪とともに他殺と思われる死体が発見され、映像では多数のパトランプが光る物々しい雰囲気の中、時折思いつめた表情や人形のような冷ややかな笑みを浮かべる杏の姿が映し出される。少年の「あの子、怖いよ…。室井さんも感じているよね？」というセリフと、杏の不気味な笑顔が本編への期待をあおる。

「室井慎次 敗れざる者」は10月11日、「室井慎次 生き続ける者」は11月15日に公開。