「SHOGUN 将軍」第76回エミー賞で最多25ノミネート! 史上最多、日本人11人が候補に
2024年7月18日 12:00
ハリウッドの制作陣が戦国時代の日本を描く「SHOGUN 将軍」が、米テレビ界の“アカデミー賞”といわれる第76回エミー賞で、ドラマシリーズ部門にて作品賞・主演男優賞・主演女優賞・監督賞など、主要部門を含む22部門・最多25ノミネートを記録。主演男優賞(真田広之)、主演女優賞(アンナ・サワイ)、助演男優賞(浅野忠信、平岳大)ら、史上最多となる11人の日本人が名を連ね、歴史的快挙を達成した。
1980年にアメリカで実写ドラマ化され、驚異的な視聴率を記録したジェイムズ・クラベルのベストセラー小説「SHOGUN」を、新たに映像化。関ヶ原の戦い前夜の日本を舞台に、徳川家康や石田三成ら歴史上の人物にインスパイアされた、将軍の座を懸けた陰謀と策略が渦巻く物語を紡ぎ出す。窮地に立たされた戦国一の武将・虎永(真田)、その家臣となった英国人航海士・按針(コズモ・ジャービス)、ふたりの運命の鍵を握る謎多きキリシタン・鞠子(サワイ)が繰り広げる歴史の裏側の、壮大な“謀り事”を描く。
第76回エミー賞のノミネーションで、「SHOGUN 将軍」は作品賞、主演男優賞、主演女優賞、助演男優賞、ゲスト俳優賞、監督賞、脚本賞、編集賞、美術賞、キャスティング賞、撮影賞、衣装賞、ヘアスタイリング賞、メインタイトルデザイン賞、メイクアップ賞、特殊メイク賞、音楽賞、テーマ曲賞、録音賞、音響編集賞、特殊効果賞、スタントパフォーマンス賞に選出された。
製作総指揮を務め、虎永を重厚感たっぷりに演じきった真田が主演男優賞にノミネート。そして按針の通詞であり、虎永の下で戦乱の世を強く生き抜いた鞠子役のサワイも主演女優賞の候補となった。また、主演の3人にも引けを取らない存在感を発揮した、野心家・樫木藪重役の浅野、虎永の宿敵・石堂和成役の平が、それぞれ助演男優賞にノミネートされた。
この結果を受けて真田は、「栄誉あるエミー賞に、『SHOGUN 将軍』にてノミネートされたことを大変嬉しく、光栄に思います。あらためて、作品に関わって下さった全ての方々に感謝いたします。そして『SHOGUN 将軍』を応援して下さった視聴者の皆様、本当にありがとうございました。これを励みに、より良いシーズン2を目指して参りたいと思います」と意気込んでいる。
シーズン1(全10話)は現在、ディズニープラスの「スター」で独占配信中(北米ではHulu)。配信開始から6日間で、全世界にて900万回再生(※再生回数は、ストリーミングの総時間を1・2話の総尺で割り、算出)を記録し、ディズニー・ゼネラル・エンタテインメントの脚本シリーズのなかで、歴代No.1となった。米映画批評サイト「Rotten Tomatoes」では、配信開始直後までは批評家スコア100%を記録し、現在(7月18日時点)も99%というハイスコアをキープしており、海外では配信日の火曜を“Toranaga Tuesday”と呼ぶなど社会現象化。全世界での大ヒットを受けて、ディズニー傘下の製作会社FXが、シーズン2とシーズン3の開発に着手したことも発表された。
第76回エミー賞授賞式は、9月15日(現地時間)にロサンゼルスで開催される。「SHOGUN 将軍」での日本人のノミネート結果は、以下の通り。
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