セルジオ・レオーネ監督の西部劇「荒野の用心棒」がリメイク
2024年7月12日 11:00

1964年に公開されたセルジオ・レオーネ監督の西部劇「荒野の用心棒」が、ハリウッドとイタリアの共同製作でリメイクされることが明らかになった。米Deadlineが報じている。
「荒野の用心棒」は、クリント・イーストウッドの出世作として知られており、黒澤明監督の「用心棒」を西部劇に翻案したマカロニ・ウエスタンの代表作。イーストウッドをトップスターに押し上げ、音楽を担当したエンニオ・モリコーネもこの作品で広く知られるようになった。
メキシコ国境に近いアメリカの小さな町に現れた流れ者のガンマン。ジョーと名乗るその男は、この町では悪徳保安官バクスターと悪党ロホ兄弟の2大勢力が対立していることを知り、彼らを争わせて共倒れさせようと画策する。
現在、映画プロデューサーのジャンニ・ヌナリ(「300 スリーハンドレッド」)とエンツォ・システィ(「ラスト・ターゲット」)がリメイクの企画開発を行っているようで、オリジナルを製作したジョリー・フィルムも参加するとのことだ。
システィは、「ヨーロッパ西部劇というサブジャンルを生み出し、500本もの作品が生まれるきっかけとなったこの名作のリメイクに携われることを嬉しく思います」とコメントしている。ヌナリも、「わたしたちは偉大なるセルジオ・レオーネの名作を尊重したリメイクを製作するつもりです」と意気込んでいる。
初期段階のため、製作日程やキャストは未定。
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