大ヒットシリーズ「CSI」、フィクションからトゥルークライムにジャンル変更
2024年7月2日 11:00
Photo by Sonja Flemming/CBS via Getty Images米テレビ界を席捲した「CSI」シリーズが、新たな挑戦として、トゥルークライムジャンルに参入することが明らかになった。
トゥルークライムは、実際に起きた犯罪事件を題材にしたコンテンツのジャンルを指す。同ジャンルは、事件の詳細な調査や犯罪者の心理分析、捜査過程の描写などを通じて、読者や視聴者に犯罪の実態を伝えると同時に、社会問題や人間性の深層に迫ることを目的としている。近年、このジャンルは大きな注目を集めており、書籍やドキュメンタリー、ポッドキャストなどさまざまな形式で展開されている。
「CSI」シリーズといえば、2000年にスタートした「CSI 科学捜査班」を皮切りに、「CSIマイアミ」「CSI ニューヨーク」「CSI サイバー」などのスピンオフを展開し、長年にわたって視聴者を魅了してきた。最新作である「CSI ベガス」は、オリジナルキャストの復帰なども話題となったが、昨年シーズン2で打ち切られ、全シリーズが終了することとなった。しかし、「CSI」の名は、法医学や科学捜査の分野において、一時代を画したと言えるだろう。
そんな「CSI」シリーズが、新番組「The Real CSI: Miami(原題)」でトゥルークライムに挑む。本作はフィクションではなく、実在の犯罪捜査官が法医学を用いて事件を解決する過程を追うドキュメンタリー形式となっている。マイアミを舞台に、凶悪犯罪や未解決事件に立ち向かう捜査官たちの奮闘ぶりが描かれる。科学的な捜査手法や法医学的な知見を駆使しながら、真相に迫っていくその過程は、まさに「CSI」の現実版と言えるだろう。
ジャンルを変更した理由について、企画・制作総指揮を務めるアンソニー・E・ズイカーは、米フォーブスの取材で次のようにコメントしている。「トゥルークライムは現代の視聴者にとって非常に魅力的なジャンルだからだ。フィクションと違って、現実の事件は独特の緊張感と興奮を提供する。視聴者が実際に起きた出来事を目の当たりにすることで、題材に対する感情的な繋がりが強くなるんだ」
「The Real CSI: Miami(原題)」は、6月26日に全米放送を開始している。「CSI」ファンはもちろん、トゥルークライム好きにとっても見逃せない一作となりそうだ。
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