フィギュアスケーター高橋大輔、俳優に挑戦! 出身地・倉敷の映画「蔵のある街」に学芸員役で出演
2024年6月17日 16:00

フィギュアスケーターの高橋大輔が、出身地である岡山県倉敷市が舞台の映画「蔵のある街」に俳優としてスクリーンデビューを飾ることがわかった。撮影は7月下旬から8月にかけて全編倉敷市内にて行われ、2025年夏公開予定。
本作は、山田洋次作品の多くで脚本、助監督を務めてきた平松恵美子監督が、地元・倉敷市を舞台に、MEGUMI、前野朋哉ら同市出身のキャストを迎え、製作するもの。コロナ禍で楽しみにしていた行事を奪われた倉敷市の子どもたちのためにサプライズ花火を上げた有志の一人が、平松監督の幼馴染みだったことから着想を得てストーリーができあがっていった。
(C) 2022 映画『蔵のある街』制作委員会製作は、平松監督の同級生や知人たちが作った実行委員会が担当。2年かけて協賛金を募ったものの思うように集まらず、一度は諦めようとしたが、試作品のパイロット版をYouTube公開したところ、倉敷市の企業版ふるさと納税対象事業に選出された。倉敷市が事業として映画を選出するのは今作が初の試みとなる。
倉敷に住む男子高生・難波蒼は、幼馴染みの女子高生・白神紅子の自閉症スペクトラム障害の兄が、神社の大木に登って大騒ぎを起こしているところへ行き合わせる。紅子の兄は幻の花火を見て騒いでいた。蒼は「俺が本物の花火を打ち上げてやるから降りてこい!」と言って騒動をおさめる。しかし、紅子は感謝するどころか「“自閉症”の兄だから、できもしない約束でごまかした」と涙を流しながら怒る。紅子に密かな思いを寄せていた蒼は約束を守って花火を上げようとするが、どうしたらいいのかわからない。実は紅子にとって「花火」は特別な意味があった。蒼が自分たちのために奮闘し始めた姿に、頑なになっていた紅子の心が次第に開かれていく。
2010年バンクーバー五輪フィギュアスケートの銅メダリストで、現在はプロフィギュアスケーターとしてアイスショーなどに出演する高橋が演じるのは、主人公の男子高校生・蒼らの相談相手となる美術館の学芸員。
高橋は、「映画のお芝居ということで、不安も多々ありますが、新しい自分を発見できるチャンスと捉え、出演させていただくことを決意しました。そしてなにより、僕のルーツである「倉敷」が舞台ということで、とてもご縁を感じております」とコメントを寄せた。

さらに平松監督の出演依頼を受け、倉敷市をはじめ、岡山県出身の俳優陣が集結。もう一人の主人公・女子高生の紅子の母親で、物語のキーパーソンとなる芸術家は、倉敷市出身のMEGUMIが演じる。
紅子の自閉症スペクトラム障害の兄役は、「東京リベンジャーズ」のパーちん役で注目を集め、「世界は僕らに気づかない」で高崎映画祭・最優秀新進俳優賞を受賞した岡山県美作市出身の堀家一希が担う。

高校生のたまり場となっているジャズ喫茶のマスター役は、倉敷市出身の前野朋哉。紅子を見守り、時に背中を押す美術教師役には、倉敷市出身のミズモトカナコを配した。


そのほか、櫻井健人、長尾卓磨に加えて、平松組常連メンバーの田中壮太郎、陽月華、北山雅康らが出演。さらに、橋爪功、林家正蔵が作品に深い奥行きと広がりを与える。オーディションで主役の座を勝ち取った男子高生・蒼と女子高生・紅子のキャストは7月に発表される。
キャスト陣のコメント全文は以下の通り。
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