高橋大輔、スケート以外のイベントに初出演「次の仕事につながれば」と声優にも挑戦
2014年11月25日 22:50
[映画.com ニュース] 現役引退を表明したフィギュアスケートの高橋大輔が11月25日、都内で行われたアニメ映画「くるみ割り人形」の女性限定特別試写会にサプライズゲストとして出演した。
高橋がスケート以外のイベントに出演するのは、現役時代も含め初めて。王子様をイメージした衣装で、映画の主人公クララをエスコートして登場すると、会場からはどよめきが起こり、高橋も「このような場所に招いていただいて光栄です」と言いながらも照れくさそうだ。
世界三大バレエのひとつである「くるみ割り人形」のテーマ音楽は、「僕自身、滑ったことはないけれど、女子の選手は幅広く使っていて、思い入れはありますね」という高橋。増田セバスチャン監督が新たに構築した3Dアニメも既に見ており、「曲のアレンジが変わっていて、男子でも使えるなと思った。他にも格好いい曲がいっぱいあったので、機会があればぜひ挑戦したい」と意欲を見せた。
しかし、テーマ曲に合わせた振り付けとポーズという無茶ぶりのリクエストには思わず苦笑い。それでも、声優を務めた藤井隆の“お手本”の後に華麗なターンとステップを披露し、「いやあ、恥ずかしい。でもやってみると、意外に気持ち良かった。アニメを見てマネしたりもしているので」と満足げだ。
さらに、藤井との“セリフ対決”も実現。「次の仕事につながれば」とフリッツ王子のセリフに挑戦し、観客の拍手で見事に勝利。増田監督からは「低音がよく響いて素晴らしい。そういう役があったら、ぜひお願いしたい」と仕事の“確約”をもらい、「氷上の方が楽だけれど、いい機会に恵まれました」と笑顔を見せていた。
「くるみ割り人形」は、チャイコフスキー作曲によるバレエで、1979年の人形アニメを3Dで再構築。大切なくるみ割り人形をネズミの大群に奪われたクララが人形の国に迷い込み、邪悪な魔法を解くための人形とネズミの戦いを通して成長していく姿を描く。11月29日から全国で公開される。