「百円の恋」をリメイク!中国で社会現象を巻き起こした「YOLO 百元の恋」7月5日公開 ポスター、予告編披露
2024年6月8日 10:00
安藤サクラ主演で高い評価を受けた「百円の恋」(2014)をリメイクし、世界累計興収約740億円を超える大ヒットを記録した中国映画「YOLO 百元の恋」が、7月5日に公開されることが決定。ポスタービジュアルと予告編、オリジナル作品「百円の恋」脚本の足立紳、武正晴監督のコメントが披露された。
中国で国民的人気を博すコメディアン兼女優のジャー・リンが、「百円の恋」で主演を演じた安藤サクラに感銘を受けたことを契機に、中国の映画会社が東映グループにリメイクのオファーをして本作の制作が決定、ジャー・リン本人が監督・主演を務め、2024年2月10日に公開したところ、春節期(旧正月=2月10~18日)のナンバーワンヒット作となり、中国でリメイクされた日本映画の最高興行収入記録を大幅に更新。最終興収は約35億元(=約730億円)を超え、アメリカを含む世界累計興行収入が740億円を突破するなど、大ヒットを記録。また、中国のボクシング人口が増加するほどの社会現象を巻き起こした。
監督・主演を務めるジャー・リンは、中央戯劇学院の相声科を卒業し、中国漫才や舞台喜劇などで大活躍。中国のSNS「Weibo」のフォロワーは1770万人超えを誇るうえに、本作の公開により、中国映画史上興行収入100億元(2000億円以上)を超えた4人目の女優となり、今や中国を代表するコメディアンの一人と言われている。映画「こんにちは、私のお母さん」で監督デビューし、脚本・主演を務めた最初の作品で中国国内歴代2位の興行収入を記録。全世界興行収入は約900億円の大ヒットとなり、日本でも2022年に公開された。
今作はオリジナル版「百円の恋」の脚本・足立紳、監督・武正晴、プロデューサー・佐藤現が監修として開発段階から参加。ジャー・リンは本作の撮影のために1年以上メディアから姿を消し、撮影前にまず体重を20キロ増やし、本編の撮影と並行して超過酷なトレーニングを続け、約9カ月かけて50キロ以上の減量を成功させるなど、本作に対する並々ならぬリスペクトと役者魂を込めて撮影に挑んだ。コメディ要素も満載な作品となっており、笑って泣けて、元気になれる最強のエンパワームービーに仕上がっている。
また、邦題の「YOLO」とは、「You Only Live Once.」の頭文字を取った「人生は一度きり」という意味の言葉。これは本作がアメリカ公開された際のタイトルでもあり、ジャー・リンが本作の主人公に自分自身の「国民的大人気コメディアン」としての生きざまを映し、作品を通して観客に伝えたかったメッセージにもなっている。
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