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天才作曲家ラベルの名曲誕生秘話を描く音楽映画「ボレロ 永遠の旋律」8月9日公開

2024年5月28日 10:00

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作曲家モーリス・ラベル本人が最も憎んでいた曲だった
作曲家モーリス・ラベル本人が最も憎んでいた曲だった
(C) 2023 CINÉ-@ - CINÉFRANCE STUDIOS - F COMME FILM - SND - FRANCE 2 CINÉMA - ARTÉMIS PRODUCTIONS

不朽の名曲「ボレロ」の誕生秘話を描いた映画「BOLERO(原題)」が「ボレロ 永遠の旋律」の邦題で8月9日公開される。このほど、日本版ビジュアル、日本版予告映像が披露された。

スネアドラムのリズムに導かれ、わずか2種類の旋律が楽器を替えて繰り返されるという、斬新かつシンプルな構成が聴衆の五感を虜にし、17分間の作品を貫くクレッシェンドが、カタルシスに満ちた壮大なフィナーレへと誘う「ボレロ」。だが、驚くべきことに、音楽史上において最も成功した楽曲は、それを生み出した作曲家モーリス・ラベル本人が最も憎んでいた曲だった──。

ココ・アヴァン・シャネル」や「夜明けの祈り」など、フランスを代表する実力派アンヌ・フォンテーヌ監督が、天才作曲家の魂を奪った魔の名曲が誕生するまでとともに、痛みに満ちたその人生も描き出す。

主人公ラベルを演じるのは、主演作「黒いスーツを着た男」(12)でアラン・ドロンの再来とフランスメディアに絶賛され旋風を巻き起こしたラファエル・ペルソナ。心身ともに繊細なラベルがその才能と人生を振り絞って音楽を生み出す姿を、青い炎のごとく表現した。ラベルの生涯にわたってのミューズにして魅惑的なミシアには「ベル・エポックでもう一度」でセザール賞主演女優賞にノミネートされたドリヤ・ティリエ。イダには自身もダンサーとしても活躍、「バルバラ セーヌの黒いバラ」でセザール賞主演女優賞を受賞したジャンヌ・バリバール。また、ミシアの弟でラベルを温かく支え続けるシパに、「ダリダ あまい囁き」のバンサン・ペレーズが扮している。

ブリュッセル・フィルハーモニー管弦楽団の演奏による「ボレロ」に加え、「亡き王女のためのパヴァーヌ」「道化師の朝の歌」などの名曲を、ヨーロッパを代表するピアニストの一人であるアレクサンドル・タローが披露。ラベルの今なお輝く多彩な音楽が観る者を魅了するだけでなく、タローは出演も果たした。さらに、元パリ・オペラ座のエトワール、フランソワ・アリュが、生命力が爆発するような跳躍で踊るエンディングの「ボレロ」も見逃せない。

予告編は、ラベルによって「ボレロ」の旋律が生み出されようとしていた時から始まる。初めての観客となる家政婦が「その曲好きです。胸が熱くなる」と感想を語り、彼が安堵の笑みを浮かべる運命的な場面だ。ダンサーのイダから自身のバレエのための作曲の依頼を受けたラベルは、試行錯誤の日々を経てこの曲をついに誕生させ、初演の大成功によって激変する彼の日常の一端が切り取られていく。しかし、自身のすべてを注ぎ込んで作った曲によってその人生が侵食されていくことを暗示するセリフやシーンの数々が切り取られている。予告編ではこの楽曲が全面的に使用され、本作がいざなう音楽的高揚も感じられる映像だ。

8月9日からTOHOシネマズ シャンテほか全国順次公開。


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