「ヒトラー生存説」「南米逃亡説」をモチーフに“if”を描いた映画「お隣さんはヒトラー?」ビジュアル&予告編
2024年5月24日 09:00

「ヒトラー生存説」「南米逃亡説」をモチーフに、実際に起こり得たかもしれない“もしも”の世界を大胆なアプローチで描いた「お隣さんはヒトラー?」の予告編(https://youtu.be/M6j5W2RsSqQ)とビジュアルが公開された。
本作は、ヒトラーの遺体を西側諸国が確認していない点、ナチス高官のアドルフ・アイヒマンらが中南米に逃亡した事実、2015年に、コロンビアのジャーナリストによってもたらされたCIAの極秘文書の中に、ヒトラーに関する資料を発見、SNSで公開したことなどから、アドルフ・ヒトラーが生きていてホロコーストを生き延びた男の家の隣に引っ越して来たらどうなる?という、実際に起こり得たかもしれない“if”の世界を大胆なアプローチで描いた作品。
1960年の南米・コロンビア。第2次世界大戦終結から15年が経過し、巷ではアルゼンチンで逃亡生活を続けていたアドルフ・アイヒマンが拘束された記事で賑わっていた。ホロコーストで家族を失い、ただ一人生き延びたポルスキーは、町外れの一軒家で日々を穏やかに過ごしていた。そんな老人の隣家に越してきたのは、ドイツ人のヘルツォーク。その青い瞳を見た瞬間、ポルスキーの生活は一変する。その隣人は56歳で死んだはずのアドルフ・ヒトラーに酷似していたのだ。ポルスキーは、大使館に出向いて隣人はヒトラーだと訴えるが信じてもらえない。自らの手で証拠を掴もうと行動を開始する。正体を暴こうと意気込んでいたポルスキーだったが、やがて、互いの家を行き来するようになり、チェスを指したり、肖像画を描いてもらうまでの関係に。2人の距離が少し縮まった時、ヘルツォークが、ヒトラーだと確信する場面を目撃してしまう…。
ユーモラスな前半と、これまでの勧善懲悪とは一線を画すラストのコントラストに、観る者の心を大きく揺さぶる作品に仕上げた監督は、本作が長編2作目となるレオン・プルドフスキー。隣人をヒトラーと疑うポルスキー役に、英テレビドラマ「ロンドン警視庁犯罪ファイル」(97~09)のマイク・ウォーカー警視役で知られる、デビッド・ヘイマン。ヒトラーに疑われるヘルツォーク役に、「ダンサー・イン・ザ・ダーク」(00)を始め、ラース・フォン・トリアー監督のほぼ全作に出演しているウド・キア。
このほど公開された予告編は、孤独な老人の隣に越してきた男がアドルフ・ヒトラーに酷似していたシーンから始まる。自らの手で証拠を掴もうと行動を開始し、正体を暴こうと意気込む男の奮闘ぶり、そして思いがけず心を許しあう仲になるというユーモラスな前半から一転、再び、互いに猜疑心を持つことに。どのような結末を迎えるのか、期待が高まる映像となっている。
7月26日から新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国公開。
(C)2022 All rights resrved to 2-Team Productions (2004) Ltd and Film Produkcja
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

ジュラシック・ワールド 復活の大地
【観てない人マジもったいない!!】まだ間に合う!この連休に映画館へ【知れば絶対に観たくなる7の事実】
提供:東宝東和

Dear Stranger ディア・ストレンジャー
【4歳の息子が誘拐された。しかし誘拐犯が死体で見つかった】衝撃の極限ヒューマンサスペンス
提供:東映

ワン・バトル・アフター・アナザー
【個人的・下半期で観たい映画No.1】なにこれ!!? 全員主役級キャストがクセ“マシマシ”異常者に
提供:ワーナー・ブラザース映画

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント