塚田万理奈監督「満月、世界」公開決定! 特報とティザービジュアル完成
2024年5月22日 14:00

初長編映画「空(カラ)の味」で第10回⽥辺・弁慶映画祭の弁慶グランプリほか史上初の4冠に輝いた塚田万理奈監督の最新作「満月、世界」(みつき、せかい)が9月21日より渋谷ユーロスペースほかにて順次公開が決定。さらに、塚田監督の出身地であり、ロケ地でもある長野県の長野ロキシーにて8月16日より先行上映される。
「満月、世界」は、2020年から塚田監督が長野市で地元の子どもたちと制作を続けている、16ミリフィルムで10年をかけて撮影するプロジェクト「刻」(とき)の撮影の中で子どもたちと触れ合い、生まれたオムニバス映画。すでにロッテルダム国際映画祭2023入選など数多くの国際映画祭で上映され、「光の魔法、引き算の美学、詩的な世界」(Filmexplorer・スイス)などと高い評価を得ている。

「満月」はいつも通り過ぎていく日常の中で、小説を書いたり音楽に没頭しながら、自分の居場所を探す中学生の物語。「世界」は吃音のある中学⽣と、夢をあきらめつつあるミュージシャンの日々が交差していく。公開決定にあわせて、特報とティザービジュアルが完成した。
塚田監督は「ずっとただ自分が撮りたい自分のことばかりを撮ってきました。『刻』を撮影しながら、子どもたちと過ごすようになり、『彼らの光を撮らねば。あれは世界の光だ。あの光を残す世界じゃなきゃだめだ。そういう世界であってくれ』と思うようになりました。ただあの光を撮りました。私は強くなりました」とコメント。
今井太郎プロデューサーは、「『満月』は監督の大人目線ではなく、主演の満月さんの目線で監督が撮った作品です。『世界』は主演の涌井秋さんと塚田監督の対話の様な物語です。『満月』は16ミリで撮影しタイでアピチャッポン・ウィーラセタクン監督のチームにポスプロをしてもらい、『世界』はデジタルで撮影し日本でポスプロしました。その違いに注目してみても面白いと思います」と述べている。
なお、「刻」の製作を応援する2回目のクラウドファンディングが7月22日よりスタートする。
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