最高におしゃれ!しかし最高に謎! 性の対決の行方は…日本初公開セックススリラー「男女残酷物語 サソリ決戦」予告編
2024年5月10日 18:00

6月7日に日本劇場初公開となる55年前のイタリア映画「男女残酷物語 サソリ決戦」の予告編と新場面写真4点が公開された。
これまで一切日本に紹介された形跡のない、1969年のイタリア製ウルトラ・ポップ・アバギャルド・セックス・スリラーである本作は、終わりなき男女の対決を描く。「華麗なる殺人」(65)、「バーバレラ」(67)、「女性上位時代」(68)といった時代を象徴する作品に匹敵する作品でありながらも、50年以上忘れ去られ、近年その存在と価値を発見された作品だ。日本ではほとんど知られることなく、存在自体が確認されていなかった。
精巧な拷問技術の達人という裏の顔を持つ慈善財団大幹部セイヤーは、ジャーナリストのメアリーを拉致監禁、ハイテク装備満載の秘密のアジトで、想像を絶する肉体的、精神的凌辱の限りを尽くす。だが、言葉にできない恥辱を受けても微笑むメアリーはセイヤーの想像を遥かに超えていた。弱音を吐き始めるセイヤー。洗練と野蛮が表裏一体の性の対決を描く物語。フィリップ・ルロワがセイヤー、ダグマー・ラッサンダーがメアリーを演じる。
音楽は「ベニスの愛」(70)、「夜行性情欲魔」(71)、「血みどろの入江」(71)等を手掛けるイタリア映画音楽の巨匠ステルヴィオ・チプリアーニによるもの。また、フランスの芸術家ニキ・ド・サンファルによる作品≪ホン≫のレプリカが登場することから、アートファンからも、その芸術点の高さで注目を集めている。
このほど公開された予告編は、おしゃれな楽曲、芸術的な映像表現でジャーナリストのメアリーと、慈善財団大幹部のセイヤーの出会いが映し出される。裏の顔を持っていたセイヤーはメアリーを秘密のアジトで監禁。ハイテク設備を用いられながら肉体的、精神的凌辱を受けるメアリーだったが、彼女の行動や提案は想像を超えており、2人の関係性は思わぬ展開へ。そしてセイヤーは巨大女性像に向う……世紀の男女対決の行方が気になる映像だ。
場面写真は、2人の出会いや、セイヤーが男性優位を誇りげに誇示する様子から、メアリーに似た女性がスペーシーな空間で瞑想する場面、想像を超えた女メアリーのミステリアスな表情などが切り取られている。
現在、全国共通券(紙券)1,500円が新宿武蔵野館、渋谷ホワイトシネクイントほか一部上映劇場とオンラインにて販売中。先着特典として付いてくる「"決戦準備用"レコード・ジャケット型チラシ」が評判を呼んでいる。中面には、本作の基本情報から劇中音楽に関する情報と、映画/海外ドラマ・ライターのなかざわひでゆきによるミニコラムを掲載している。
6月7日から、新宿武蔵野館・渋谷ホワイトシネクイントで公開。
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