【タイミングが絶妙と話題】「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」aikoの主題歌「相思相愛」にのせたスペシャルコラボムービー

※以下、「名探偵コナン 100万ドルの五稜星（みちしるべ）」のネタバレとなりうる要素が含まれます。未見の方は、十分ご注意ください。

劇場版第27弾となる本作は、4月12日に公開されると、5月3日までの22日間で観客動員732万人を突破。前作「名探偵コナン　黒鉄の魚影（サブマリン）」に続き、2作連続で興行収入100億円を超えるなど、邦画のシリーズアニメとして史上初となる快挙を達成した。5月7日までの26日間では、動員850万人、興収121億円を超え、歴代最高記録となる前作の興収（138億8000万円）に迫る快進撃を続けている。

公開当初から、「主題歌が入るタイミングが絶妙すぎる……」と絶賛の声が相次いでいた「相思相愛」。ラブソングの名手・aikoが手がけた歌詞が、平次と和葉のもどかしい恋の行方のみならず、怪盗キッドにも通じるものがあるのでは……と、ファンの間でも大きな話題を呼んだ。

そんな楽曲を使用した主題歌スペシャルコラボムービーは、aikoの優しい歌い出しで、和葉への告白を決意した平次が、約束を取りつけるシーンからスタート。「あたしはあなたにはなれない　なれない　ずっと遠くから見てる　見てるだけで」という歌詞に続き、さまざまなキャラクターの表情が切り取られている。和葉に一目惚れした大学生・聖というライバルの出現に敵意むき出しの平次。ロンドンのビックベンで無事に恋人同士になったものの、物理的な距離は開いたままのコナン（新一）と蘭。父親である中森警部が撃たれ、病院に駆けつけた青子と、その姿を幼なじみとして見守りながらも、正体を明かすことのできない快斗（怪盗キッド）。近付きそうで近付ききれない関係と切なさが伝わってくるシーンが、次々と流れる。

映像には、精巧に描写された函館の街並みのなか、ロープウェイの上をスケボーでダイナミックに滑走するコナン、セスナ機の上で緊迫した表情で向かい合う平次と聖、五稜郭で派手な殺陣を披露する沖田と鬼丸ら、アクションシーンも盛りだくさん。

さらに、クールな印象の強い怪盗キッドが、本作ではいままでにないほど、多彩な表情を見せることも注目を集めている。映像には、ラストシーンで空を飛びながら、優しい表情で青子との電話をきった後、手袋をシリアスな眼差しで見つめるカットもあり、本編ではエンドロールで流れる貴重なシーンが確認できる。美しいメロディにどこか切なさを感じる歌詞と、キャラクターたちの思いが交錯する、エモーショナルな仕上がりとなっている。

時を同じくして、胸に十文字の切り傷がつけられた遺体が函館倉庫街で見つかる。捜査線上に浮かび上がったのは、“死の商人”と呼ばれ、アジア一帯で武器商人として活動する日系アメリカ人の男。彼は戦時中の軍需産業に深く関わっていた斧江家初代当主が、函館のどこかに隠したとされるお宝を探していた。それは、当時、敗色濃厚だった日本の戦況を一変させるほどの強力な兵器だとも噂されていた。さらに、そのお宝とキッドが狙う刀には関係があるようで、刀を狙うキッドに、謎の“剣士”の影が迫る。