「武士の家計簿」本日放送! あらすじ・キャストまとめ&撮影現場を振り返る
2024年5月2日 11:00

故森田芳光監督が堺雅人を主演に迎えて製作した「武士の家計簿」が、本日5月2日午後12時55分からテレビ東京「午後のロードショー」で放送されます。映画.comでは、あらすじ、キャスト一覧をまとめたほか、2010年に京都・太秦で行われた撮影現場での様子をご紹介します。
【概要】
第2回新潮ドキュメント賞を受賞した磯田道史の歴史教養書「武士の家計簿『加賀藩御算用者』の幕末維新」が原作。幕末から明治維新という激動の時代を誠実に生き抜いた下級武士一家三代の姿を描いています。
第2回新潮ドキュメント賞を受賞した磯田道史の歴史教養書「武士の家計簿『加賀藩御算用者』の幕末維新」が原作。幕末から明治維新という激動の時代を誠実に生き抜いた下級武士一家三代の姿を描いています。

古書店で偶然発見した「金沢藩士猪山家文書」に残されていた詳細な家計簿を基に、贅沢とは無縁の生活をおくる御算用者(会計処理の専門家)が、ソロバンひとつで時代を生き抜いた生活ぶりを考察している点がこれまでの時代劇とは一線を画しています。
【ストーリー】
御算用者(経理係)として加賀藩に代々仕えてきた猪山家の八代目・直之。しかし当時の武家社会には身分が高くなるにつれて出費が増えるという慣習があり、猪山家の家計もいつしか窮地に追い込まれてしまう。そこで彼らは、直之の提案で武家とは思えないほどの倹約生活を実行することになる。
御算用者(経理係)として加賀藩に代々仕えてきた猪山家の八代目・直之。しかし当時の武家社会には身分が高くなるにつれて出費が増えるという慣習があり、猪山家の家計もいつしか窮地に追い込まれてしまう。そこで彼らは、直之の提案で武家とは思えないほどの倹約生活を実行することになる。

【撮影現場は終始和やか】
今作に、殺陣のシーンはありません。聞こえてくるのは刀ではなく、ソロバンを弾く「パチパチパチ」という音。2010年年明け早々に、メディアにお披露目された京都での撮影現場には、ソロバンを弾く音すら聞こえてきませんでした。

というのも、この日は、堺が演じる猪山家八代目・直之と、仲間扮するヒロイン・駒の婚礼の式の様子が撮影されていたのです。2人のほか中村雅俊、松坂慶子、草笛光子、西村まさ彦といった主要キャストが顔をそろえたのは、09年12月3日に石川・金沢でクランクインしてから初めて。緊張からか硬い表情の直之と、うつむきがちながらも静かに直之を見つめる駒をよそに、駒の父役の西村が中心になって祝宴の場を盛り上げる晴れやかなシーンは順調に撮り進めていきました。

●「あまりにも綺麗すぎて、身に余る思い」(堺)
堺は、白むく姿の仲間について「あまりにも綺麗すぎて、身に余る思い。直立不動で緊張しているという設定で良かった」とうっとり。天才的な数学感覚と実直な人柄で藩主から全幅の信頼を寄せられる役どころだけに、撮影前にソロバンの特訓に励んだようですが「先生に3、4回教えてもらいましたが、あまりにも難しくて華麗なソロバンさばきは早々に諦めました」と告白。それでも、「監督と相談してキメの細やかさというか、ひとつひとつの弾き方をおろそかにせず誠実に、確実にという姿勢で臨んだ」とこだわりを明かしています。
一方の仲間は、TVドラマ「エラいところに嫁いでしまった!」(2007)以来の白むく姿に
「着るたびに重みを感じます。だいぶ左肩が凝ってきました」とニッコリ。府内亀岡・保津川での友禅流しのシーンからの合流となり、厳しい寒さでの撮影をいたわる堺に「ちょっとやせ我慢しましたが、とてもいいシーンになったと思う。明るく献身的に夫を支える妻を一生懸命に演じたい」と決意表明しました。
「着るたびに重みを感じます。だいぶ左肩が凝ってきました」とニッコリ。府内亀岡・保津川での友禅流しのシーンからの合流となり、厳しい寒さでの撮影をいたわる堺に「ちょっとやせ我慢しましたが、とてもいいシーンになったと思う。明るく献身的に夫を支える妻を一生懸命に演じたい」と決意表明しました。

森田監督は、「素晴らしいキャストと京都のスタッフがそろって、たくさんの方に喜んでいただける映画になると思う」と手ごたえをつかんだ様子。さらに「堺君、仲間君にとっても、素晴らしい先輩方と勝負ができる作品になるのではないか」と期待を寄せていました。原作者の磯田も現場に駆けつけ「慶応大学の教材にするつもりだったので、映画になるとは思ってもみなかった。『しっかり生きる』ことを描けば、ちゃんばらがなくても日本人の心にちゃんと届くと思う」と微笑んでいました。
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