山田尚子監督「きみの色」、アヌシー国際アニメーション映画祭コンペティション部門に 場面カット11点披露
2024年4月26日 12:00
山田尚子監督最新作「きみの色」が、6月9日~6月15日(現地時間)に開催される世界最大のアニメーション映画祭として知られる、アヌシー国際アニメーション映画祭の長編コンペティション部門に出品されることが決定した。このほど、場面カット11点が公開された。
山田監督にとって同映画祭への出品は2017年の「聲の形」、2018年の「リズと青い鳥」での長編部門への出品に続いて、今作が3度目の出品作品。2023年には短編アニメ映画「Garden of Remembrance」が特別上映されている。出品の決定を受けて山田監督は「ひとつの色やことばでは収まりきらない、カテゴライズしてしまっては溢れてしまうようなひとりひとりの存在、その尊さを描いたこの物語を世界中の方々にも届けることができるのはこの上ないしあわせです」と喜びのコメントを寄せている。
本作は、山田監督による完全オリジナル作品。山田監督が最も得意とする思春期をテーマに、少女たちそれぞれが向き合う自立、葛藤、恋模様がバンドという題材を通じて描かれる。脚本は「若おかみは小学生」「映画 聲の形」などの吉田玲子が務める。音楽は「映画 聲の形」「リズと青い鳥」など山田監督作品のほか、「チェンソーマン」(22年 テレビ東京系)のサウンドトラックを担当する作曲家・牛尾憲輔。主演声優を務めるのは、日暮トツ子役・鈴川紗由、作永きみ役・髙石あかり、影平ルイ役・木戸大聖の3人。1600人に及ぶオーディションから選ばれたいま注目の若手俳優たちが「きみの色」に魂を吹き込む。そして3人を導くシスター日吉子役を新垣結衣が務めている。
場面カットは子供の頃から人が「色」で見えるトツ子が、綺麗な「色」を見てうっとりしているシーン、トツ子と同じ学校に通っていたが突然中退してしまったきみがギターを弾いている姿。音楽好きで物静かな少年のルイがレコードを手にした姿。そしてとあるきっかけでバンドを組むこととなった3人が並んでアイスを食べている一幕など、物語の中心となる3人の性格が見えてくる。そのほか、3人を導く物語のキーパーソン・シスター日吉子が聖堂でトツ子と話しているカットや朗らかな表情で踊るトツ子。色とりどりに花が咲く庭の中、軽やかな足元だけを写した山田監督作品らしい、繊細な色遣いへのこだわりを感じさせ、瑞々しい青春の日々を色彩豊かに、そして瑞々しいタッチで映し出している。
「きみの色」は8月30日公開。
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