「SHOGUN 将軍」撮影前に訓練合宿! 心血注いだアクションシーンのメイキング映像公開
2024年4月16日 17:00
真田広之が主演・プロデュースを務め、ハリウッドの制作陣が戦国時代の日本を描くドラマシリーズ「SHOGUN 将軍」(ディズニープラスで配信中)から、アクションシーンの舞台裏をとらえたメイキング映像(https://youtu.be/y3YFjDLJuko)が公開された。心血を注ぎ、当時の“侍の動き”をはじめ、徹底的にリアルを追求した現場のこだわりが伝わる必見の内容だ。
真田は「日本文化を正しく世界に紹介したい」という熱い思いから、プロデューサーとして、日本の実力派俳優陣、そして時代劇経験が豊富な専門家たちを現場にそろえることを条件に出したといい、撮影前には徹底した訓練合宿も行われた。公開された映像では、そんな真田の高い要求に全力で応えようと、一心不乱に挑んでいたキャスト陣の姿が映し出される。
専門家の徹底した監修により、刀を使った殺陣のシーンはもちろん、馬術や弓術まで、戦国時代のリアルが細部まで表現された本作。特に注目すべきは、これまで他作品ではあまり描かれることのなかった、女性陣の戦い方だ。第5話以降の後半戦では、男たちの活躍の裏で、女性キャラクターの躍動も印象的に描かれている。
物語のカギを握る鞠子役を務めたアンナ・サワイは、「戦国時代には、女性たちも実際に戦っていた」とコメント。ジャパンプレミア登壇時には、本気で挑んだアクションシーンで、長刀が半分に折れたり、歯が欠けたりしたというエピソードも披露していた。その撮影において、サワイは「女性の侍も訓練を受ける。戦闘中でも足を開くのは許されないから、長刀で距離を保ちつつ戦う」と話し、ただ激しいだけではなく、ひとつひとつの所作までも、徹底的に再現する必要があったと語る。
そんな渾身のアクションシーンについて、真田は「史実や文化を忠実に守った。全て計算してある」と自信を見せている。実際、本作の配信直後からSNS上では、「ほんとにドラマのクオリティやばい」「殺陣シーンが本格的ですごかった」「ハリウッドが描く日本の侍の方が10000倍カッコ良い」と、絶賛の声が続々。かつてないほどリアルな日本描写が、注目を集めている。
「SHOGUN 将軍」は、ディズニープラスの「スター」で独占配信中。以降毎週火曜に1話ずつ配信される(最終話は4月23日配信予定)。
※以下のあらすじの項目は、本シリーズのネタバレとなりうる箇所がありますので、未見の方は十分にご注意ください。
1600年の日本。それまで日本を統一していた太閤がこの世を去り、諸国は五人の大老によって治められていた。関東地方を治める大名・吉井虎永(真田)は、大坂城の城主でもある五大老のひとり、石堂和成(平岳大)の策略によって、ほかの大老たちと対立関係に陥る。
虎永は外国船で漂着した英国人航海士ジョン・ブラックソーン(コズモ・ジャービス)に出会い、言葉のわかる戸田鞠子(サワイ)の通訳を得て対面。“按針”と呼ばれることになったブラックソーンは、虎永と行動をともにする。
囚われていた大坂城から脱出した虎永は、石堂たちに立ち向かう準備を進めるが、石堂は太閤の側室・落葉の方(二階堂ふみ)の後ろ盾を得て、ほかの大老を掌握。兵を失い、我が子・長門(倉悠貴)も失い、打つ手のない虎永は、ついに降伏を宣言するが、賛成できない家臣の広松(西岡徳馬)は切腹。虎永は最側近であり、最も頼りになる広松を失い、さらなる窮地に立たさされる。虎永は全てを失い、あとは降伏あるのみ。そのことを伝えるため、家臣の樫木藪重(浅野忠信)、按針、鞠子は石堂への使者として、大坂に旅立った。
大坂にたどりついた藪重は、貢物として按針を石堂に差し出す。幼少期をともに過ごした落葉の方と再会した鞠子は、石堂に「虎永は1カ月後に大坂にやってくるが、その前に虎永の正室・桐の方(洞口依子)と静の方を連れて江戸に戻る」と宣言する。石堂はその要求をはねのけるが、鞠子は自らの命に変えてでも、ふたりを江戸に連れ戻すという。鞠子の固い決意、そして使命がいま、明らかになろうとしていた。
襲撃で大坂に動揺が広がるが、五大老は江戸にいる虎永に攻め入ることを決断。按針は藪重とともに虎永の領地・網代に戻る。藪重は謀反の疑いで網代につくと拘束され、切腹を命じられる。そして按針は自分の船が何者かに壊されているのを知り、犯人を探そうとするが、虎永に止められる。藪重の切腹の日。介錯を務めることになった虎永は、静かに語り出す。それは虎永が長年にわたって遂行してきた秘策の正体、誰も予想できなかった衝撃の真実、この国への思い、そして未来に向けた壮大な策の全ぼうだった。
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