杉咲花主演、異色の警察ミステリー「朽ちないサクラ」予告編、本ポスター、新キャスト発表
2024年4月9日 08:00
原作は、「孤狼の血」「佐方貞人」「合理的にあり得ない」など数々の著作が映像化されている大藪春彦賞作家・柚月氏による同名小説(徳間文庫刊)。「サクラ」シリーズのはじまりとなる作品で、本来は捜査する立場にない県警の広報職員のヒロインが、親友の変死事件の謎を独自に調査し、事件の真相と公安警察の存在に迫っていく異色の警察小説だ。発行部数は続編の「月下のサクラ」と合わせて累計27万部を誇る。
愛知県平井市在住の女子大生が、度重なるストーカー被害の末に殺害された。地元新聞の独占スクープ記事により、警察が女子大生からの被害届の受理を先延ばしにし、その間に慰安旅行に行っていたことが明らかになる。県警広報広聴課の森口泉は、親友の新聞記者・津村千佳が約束を破って記事にしたのではないかと疑うが、身の潔白を証明しようとした千佳が変死体で発見される。自責と後悔の念に突き動かされた泉は、自らの手で千佳を殺した犯人を捕まえることを誓う。
杉咲が自責と葛藤を繰り返しながら、強さを手に入れていく主人公の森口泉を繊細な演技で体現。「帰ってきた あぶない刑事」(5月24日公開)の監督に抜擢された注目株・原廣利がメガホンをとる。音楽は、放送中のNHK連続テレビ小説「虎に翼」で音楽を担当する森優太。
予告編では、桜が美しく咲き誇る中、ストーカー殺人、警察の不祥事、親友の死、事件が重なり合い緊迫するなか、捜査権の無い警察事務職員・泉は、親友で新聞記者の千佳がリークしたことを疑い、その後変死したことに自責の念に駆られ、物語が大きく動き出すさまを切り取っている。一連の捜査に乗り出す県警捜査一課を指揮する梶山(豊原功補)、捜査をする泉を上司として見守る元公安の富樫(安田顕)、そしてストーカー殺人の発端となった生活安全課で勤務する磯川(萩原利久)、互いの正義が真相を窮地に追い込んでしまう登場人物たちも確認できる。

発表された新キャストは、泉の親友で新聞記者役の津村千佳役に森田想、生活安全課の磯川の先輩・辺見学役に坂東巳之助、千佳の上司で米崎新聞社の記者・兵藤洋役に駿河太郎、千佳殺害の捜査線上に浮かびあがる浅羽弘毅役に遠藤雄弥、公安の警察官役に和田聰宏、千佳の母親・津村雅子役に藤田朋子という実力派俳優陣が顔を揃え、謎多き事件のキーパーソンを担う。

さらに、本作のムビチケが4月12日に発売される。購入特典は、満開の桜をバックにまっすぐ前を向き歩き出す泉と、磯川、梶山、富樫が遠くを見つめる姿が印象的に使われた「オリジナルA5クリアファイル」。映画「朽ちないサクラ」は、6月21日よりTOHOシネマズ日比谷ほかで全国公開。
(C)2024 映画「朽ちないサクラ」製作委員会
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