「陰陽師0」は最高尽くし!山﨑賢人「最高の時間」、佐藤嗣麻子監督「私としては最高傑作」
2024年4月4日 20:57

俳優の山﨑賢人が4月4日、都内で行われた主演作「陰陽師0」のジャパンプレミアに出席した。“最強の呪術師”安倍晴明を演じ、「最高の時間でした。謎解きがあったり、友情があったり、恋があったり。圧倒的なクオリティの映像体験で、呪術のシーンも純粋に楽しんでもらいたいなと思います。日本の呪術はここから始まります」と確かな手応えだった。
ジャパンプレミアには、山﨑をはじめ、染谷将太、奈緒、板垣李光人、國村隼、北村一輝、小林薫、脚本も手がけた佐藤嗣麻子監督(「K-20 怪人二十面相・伝」「アンフェア」シリーズ)が出席した。佐藤監督は「私としては最高傑作」と絶対的な自信を示していた。

原作小説「陰陽師」は、平安時代に実在した呪術・安倍晴明の活躍を描いた、累計発行部数670万部を超えるベストセラーシリーズ。映画は夢枕氏の全面協力のもと、晴明が陰陽師になる前の物語を完全オリジナルストーリーで映画化した。
山﨑扮する若き晴明と、染谷が演じる事件推理の相棒・源博雅との“バディ”ぶりが、本作の大きな見せ場。山﨑の俳優デビュー作に、染谷が出演していた縁もあるが、本格的な共演はこれが初めてとなり「落ち着いていて、完ぺきな人だと思っていたが、ちょっとおっちょこちょいな面もあって、でも、そのおっちょこちょいさえも、冷静にいなしている。そこがかわいい」(山﨑)、「変に力を入れずに、リラックスした雰囲気を作ってくれた。難しいことも、飄々とこなしてしまう」(染谷)と絆の強さを披露した。

そんなふたりの様子に、物語の発端となる怪事件に巻き込まれる徽子(よしこ)女王役を務めた奈緒は、「本当に息がぴったり。晴明のクールさ、博雅様のチャーミングさが、おふたりが一緒にいることで、さらに際立って見える」と羨望のまなざし。博雅と徽子が織りなす“身分違いの恋模様”も見どころで、「エモかったですし、本当に切なくて。世界観に深く関わる唯一無二のラブストーリー」(染谷)、「現代は選択肢がたくさんあって自由ですが、自由過ぎて不自由になることも。最終的には、自分次第なのかなと思った」(奈緒)と話していた。
「陰陽師0」は4月19日全国公開。

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