「イタリア映画祭2024」開催決定 14作品を上映、タビアーニ監督追悼作品も
2024年3月31日 07:00

2001年に始まり、今年で24回目の開催となる「イタリア映画祭2024」の開催が決定。あわせて上映作品のラインナップが発表された。
今年も例年どおり、東京会場は有楽町朝日ホール、大阪会場はABCホールの2拠点での開催となる。東京では日本未公開新作13本と旧作1本の計14本、大阪では新作7本が上映予定。アカデミー賞国際長編映画賞ノミネート作品やベネチア国際映画祭コンペティション部門出品作、イタリア国内で大ヒットとなった超話題作など、最新のイタリア映画界を盛り上げるバラエティに富んだ作品が取り揃えられている。
注目の作品は、「ゴモラ」(08)、「ドッグマン」(18)のマッテオ・ガローネの最新作「僕はキャプテン」。ふたりのセネガル人青年が貧困から逃れるためにヨーロッパを目指して砂漠や地中海を超えて旅をする壮大な物語で、昨年の第80回ベネチア国際映画際で銀獅子賞(最優秀監督賞)を受賞、さらにアカデミー賞国際長編映画賞ノミネートも果たした。さらに、戦後イタリアの家父長制度や女性の権利をテーマに描き、国内で2023年No.1の初週興行成績を叩きだし、歴代のイタリア映画興行収入トップ10に入った話題作「まだ明日がある」や、第2次世界大戦時に英雄として称えられた潜水艦艦長の実話を基にした人間ドラマで、第80回ベネチア国際映画祭でオープニングを飾った「潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断」など。
また、戦後イタリア映画を牽引した巨匠監督パオロ・タビアーニが2月29日に92歳で逝去したことを追悼し、兄ビットリオ・タビアーニと共に監督を務めた「父 パードレ・パドローネ」(1977)の上映も決定。第30回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した永遠の名作がデジタルリマスターで蘇る。上映作品14本中5本が女性監督作品、また4本は俳優監督の作品で、イタリア映画界の新しい才能を堪能できるラインナップとなっている。上映作品詳細は公式サイト(https://www.asahi.com/italia/2024/)で告知している。
会期: 5月1日(水)~5月6日(月・祝)
会場:有楽町朝日ホール(東京都千代田区有楽町2-5-1 有楽町マリオン11階)
主催:朝日新聞社、イタリア文化会館、チネチッタ/特別後援:イタリア共和国大統領/後援:イタリア大使館
(システムの都合上、座席を選択して購入ができるのは、4月7日(日) 0:00からになります。)
<前売券(オンライン)>1回券:一般1,500円/学生1,200円
<当日券(オンライン)>1回券:一般1,900円/学生1,600円
<当日券(会場販売)>1回券:一般2,200円/学生1,900円
会期:5月18日(土)~5月19日(日)
会場:ABCホール(大阪府大阪市福島区福島1-1-30)
※チケットは4月13日(土)12:00からあさチケ(https://l-tike.com/st1/asahi-id-top-29)にて発売。
主催:朝日新聞社、イタリア文化会館-大阪、チネチッタ 特別後援:イタリア共和国大統領/後援:イタリア大使館、イタリア領事館
(システムの都合上、座席を選択して購入ができるのは、4月14日(日) 0:00からになります。)
<前売券>1回券:一般1,400円/学生1,100円
<当日券>1回券:一般1,800円/学生1,500円
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