娘を捜しています……苛立ち、焦り、葛藤 石原さとみ×中村倫也×青木崇高らの“表情”に見入る「ミッシング」場面写真
2024年3月30日 13:00
ある日突然いなくなった愛する娘。その帰りを懸命に待ち望みながらも、自分たちの力ではどうにもできない現実との間でもがき苦しみ、事件をめぐるマスコミと世間の声に翻弄される母親とその家族。世の中に溢れる欺瞞や好奇の目に晒されながらも、いつか必ず会える、その日を信じて――。
吉田監督が「自分のキャリアの中で最も覚悟のいる作品」と語る本作。2022年の出産後、1年9カ月ぶりの芝居に臨んだ石原は、出口のない迷路を彷徨い続ける母親・沙織里を演じ、これまでのイメージを一新させる新境地に体当たりで挑んでいる。そのほか、中村倫也、青木崇高、森優作、小野花梨、細川岳、有田麗未、小松和重、カトウシンスケ、山本直寛、柳憂怜、美保純ら実力派キャスト陣が集結している。
場面写真では、母親の沙織里が、夫の豊(青木)と共に、失踪してしまった娘・美羽(有田)のビラを配る様子、娘に会いたい一心からすがるような表情で何かに迫る夫婦の姿などを活写。沙織里が、美羽の最後の目撃者である自分の弟・圭吾(森)につかみかかる様子などが切り取られており、失踪事件から時間だけが経っていくことへの苛立ちや焦りがシーンからもうかがえる。
そして、沙織里たちの取材を続ける地元テレビ局の記者・砂田(中村)が浮かべる、報道する立場としての葛藤も見え隠れする。砂田と共に取材を続ける、どこかひょうひょうとした態度のカメラマンの不破(細川)、毎日が精いっぱいの新人記者の三谷(小野)の姿も。どの登場人物の表情にも、一言では言い表せない感情とともに事件の報道を観るような緊迫感が満ちている。“人間描写の鬼”ともいわれる吉田監督ならではのリアリティある演出が、場面写真からも浮かび上がってきている。
なお、先日、予告映像が公開されるや、事件によって心が壊れていく主人公を熱演した石原の覚悟や、「わたしたちは、心を失くしてしまったのか?」と現代を生きる私たちに深く問いかけてくるテーマのインパクトに、大きな反響が起こっている。「めちゃくちゃ引き込まれる」「予告編だけで感情が揺さぶられる!」など、期待の声が続々と寄せられている。
「ミッシング」は、5月17日から全国公開。
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