【第96回アカデミー賞】作品賞は「オッペンハイマー」 クリストファー・ノーラン監督、初の栄冠
2024年3月11日 11:20

第96回アカデミー賞(2024)授賞式が3月10日(現地時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、クリストファー・ノーラン監督作「オッペンハイマー」が作品賞に輝いた。ノーラン監督にとって、初の作品賞受賞となった。
「TENET テネット」「インセプション」などで知られるノーラン監督の最新作。第2次世界大戦下、世界の運命を握った天才科学者オッペンハイマーの栄光と没落の生涯を、実話に基づき描き出す。
ノーラン監督の妻で長年の製作パートナーであるエマ・トーマスは「映画作りに関わっている人は、この舞台を夢に見ますよね? もちろん私も夢に見ていました。それが“現実”になるとは……」と驚くばかり。「この映画を作ったのは、夫のクリストファー・ノーランです。彼は素晴らしい監督。一緒に仕事ができて嬉しいです。この映画で素晴らしいのは、コラボレーション。本当に素晴らしいチームでした。キャスト、クルー、皆さんありがとう。ユニバーサルもサポートをありがとうございます。そして、IMAXの皆さんにもお礼を申し上げたいと思います」と語りつつ、家族やアカデミー会員への感謝を述べていた。
一方、プロデューサーのチャールズ・ローベンは「アカデミーの皆さん、ユニバーサル・ピクチャーズの皆さん、ありがとうございます。そして、チーム、私の家族もありがとう。(妻に対して)いつもサポートしてくれてありがとう。私の友人も、妻が私の秘密兵器だということを知っていますよね? そして、ジェームズ・ウッズ、J・デビッド・ワーゴ、私を信じてくれて、このプロジェクトを支え、本を託してくれてありがとうございます。その本をクリスとエマに託して、(作品が)始まったんです。最後になりますが、この2人とは、5つの作品を手掛けてきました。本当に刺激的な20年間でした。映画作りとは、本当にスリル満点の体験です」と語っていた。

第81回ゴールデングローブ賞では、ノーランが初の監督賞を受賞し、作品賞(ドラマ部門)、主演男優賞(ドラマ部門/キリアン・マーフィ)、助演男優賞(ロバート・ダウニー・Jr.)、作曲賞(ルドウィグ・ゴランソン) と最多5部門受賞。そのほか、第35回アメリカ製作者組合(PGA)賞の最高賞、第30回SAG賞のアンサンブル演技賞、第76回米監督組合賞(DGA)、第77回英国アカデミー(BAFTA)賞で7冠、クリティックス・チョイス・アワード(放送映画批評家協会賞)で8冠に輝くなど、賞レースで圧倒的な存在感を見せていた。
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