【第47回日本アカデミー賞】「君たちはどう生きるか」が最優秀アニメーション作品賞
2024年3月8日 22:44

第47回日本アカデミー賞の授賞式が3月8日、東京・グランドプリンスホテル新高輪の国際館パミールで行われ、宮﨑駿監督の「君たちはどう生きるか」が最優秀アニメーション作品賞を受賞した。
本作は、宮﨑監督の記憶に残るかつての日本を舞台に、自らの少年時代を重ねた、自伝的要素を含むファンタジー。日本では、宮﨑監督の前作「風立ちぬ」から10年ぶり、さらに、一切のプロモーションが行われないまま劇場公開を迎えるという異例の展開で話題を呼んだ。第96回アカデミー賞では、長編アニメーション賞にノミネートされている。
授賞式では、スタジオジブリの野中晋輔氏、声優として出演している菅田将暉が壇上に上がった。
野中氏は「一度は引退を決意した宮﨑監督ですが、この作品を作りたいという気持ちが徐々に高まり、結局、引退を撤回してまで作った作品です。作るにあたって、鈴木敏夫プロデューサーが今回は完成時期を決めないで作ることにしました。手描きでコツコツと作って、手描きを徹底的に追求したということだと思います。監督自身、終わらない作品だと思ったと言っていましたが、結局7年かけて完成しました。こういう栄誉ある賞をいただけて、本当にありがたいです」と振り返りながら、受賞を喜んだ。
菅田も「キャストを代表して、ありがとうございます」と感謝を伝えていた。
なお、優秀アニメーション作品賞は「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」「映画 窓ぎわのトットちゃん」「名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)」「BLUE GIANT」が受賞した。
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