この男、天使か、悪魔か―。 キム・ソンホ演じる“貴公子”の狂気に戦慄する予告&メインビジュアル
2024年2月21日 16:00
キム・ソンホ(「海街チャチャチャ」)が映画初主演を果たし、「THE WITCH 魔女」シリーズのパク・フンジョン監督と製作チームによる韓国ノワールアクション「貴公子」の予告編とメインビジュアルがお披露目。映像には、周囲を華麗に翻ろうし、狂気的な面ものぞかせる、魅惑的かつユーモラスな“貴公子”(キム・ソンホ)の姿が切り取られている。
フィリピンの地下格闘で、病気の母のために日銭を稼ぐ青年マルコ(カン・テジュ)は、韓国人の父の行方を知らない。そんなある日、マルコの前に“父の使い”を名乗る男が現れ、彼は韓国に向かうことに。飛行機のなかでマルコが出会ったのは、自らを“友達(チング)”と呼ぶ謎の男・貴公子。マルコは、不気味に笑う貴公子に恐怖を感じ逃げ出すが、彼の執拗な追跡と狂気に、徐々に追い詰められていく。
予告編は、そんな貴公子とマルコが出会うシーンで始まる。時に笑顔を見せながらマルコを救い出し、時に執拗に追いかけてくるなど、サイボーグのようなタフな身体を持ち、一切の感情が読めない貴公子。「天使か? 悪魔か?」というテロップが、スリリングに浮かび上がる。
さらにマルコの前には、「他にもハイエナがいたとはな」とイライラした表情を見せ、目的を果たすためには手段を選ばない狂暴な御曹司ハン(キム・ガンウ)、マルコに近づく女性弁護士ユンジュ(コ・アラ)ら、強敵が続々と現われる。やがてマルコを巻き込み勃発する、莫大な遺産をめぐるバトル。銃撃戦、接近格闘、カーチェイスなどのアクションとともに、登場人物たちの息詰まる攻防が映し出されている。
メインビジュアルでは、拳銃を構え、歪んだ笑顔を向ける貴公子の姿が印象的。貴公子を演じるにあたり、キム・ソンホは、パク・フンジョン監督と多くの会話を重ねたという。ヘアスタイルや高級スーツのシックな着こなし方などの外見から、仕草・癖・無駄のない動作に至るまで、キャラクターをゼロから作り上げた。
「貴公子」は4月12日から、東京・新宿ピカデリーほか全国公開。
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