米アカデミー賞に「キャスティング賞」が新設
2024年2月15日 11:00
アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーは、2026年に実施される第98回アカデミー賞から「キャスティング賞」を追加すると発表した。2025年の公開作品から対象となり、アカデミー賞に新部門が設立されるのは、2001年の長編アニメーション賞以来となる。
キャスティングディレクターは映画制作において中核的な役割を担い、物語に命を吹き込む役者選びに不可欠な存在だ。しかし、これまで彼らの貢献がアカデミー賞で正式に認められることはなかった。
1990年代後半から「キャスティング賞」の実現を目指す運動がはじまり、2013年についにアカデミー内にキャスティングディレクター分科会が設立。その専門性と業績が認められる動きが加速していた。新部門の資格条件や投票に関するルールは、今後アカデミーの理事会で議論されたうえで2025年4月に発表される。
なお、第96回アカデミー賞授賞式は3月10日(現地時間)に行われる。
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