ヨ・ジング「恋に落ちた姿に自分自身の姿が重なった」 “時を超えた運命の出会い”を振り返る
2024年2月10日 09:00
ヨ・ジングとチョ・イヒョンが主演を務めた「同感 時が交差する初恋」が、2月9日よりシネマート新宿ほかで公開中だ。主人公の1人を演じたヨ・ジングのオフィシャル・メールインタビューを映画.comが先行入手した。
原作は、キム・ハヌルとユ・ジテが共演した韓国恋愛映画の金字塔「リメンバー・ミー」(00)。日本でも「時の香り リメンバー・ミー」(01)のタイトルで映画化された。今作では時代設定やキャラクターを新たに、1999年に生きる男子大学生と、2022年に同じ大学に通う女子大学生が、1台の古い無線機を通じて交信し、時代を超えて心を通わせていくさまを描く。
90年代を生きる男子大学生ヨンを演じたのは、ドラマ「ホテルデルーナ 月明かりの恋人」「怪物」などで活躍するヨ・ジング。8歳のときに「Sad Movie サッド・ムービー」で映画デビューを飾り、子役として数多くのヒット作に出演して注目を集めた。現在26歳のヨ・ジングは、20代のうちに青春ロマンスを演じたいという思いから本作への出演を希望。誠実に役に向き合い、愛に一途な青年を演じたヨ・ジングが作品への思いを語った。
原作映画の「リメンバー・ミー」は大好きな映画なので、新たにリメイクされる作品に参加できることをうれしく思いました! 台本を読みながら、久しぶりに初々しい感性、叙情的な雰囲気を感じたことが特に印象深く、これはワクワクする作品になるだろうなと思いました。
「リメンバー・ミー」ならではの特別な雰囲気と初々しくも美しいストーリーが特に記憶に残っています。
(今も愛されている理由は)ファンタジー的なタイムスリップの話ですが、現実的な設定としっかりとしたストーリーの中で、最後に想像を超えた結末が待っている特別な映画だからではないかと予想しています。
1999年に生きる大学生です。一目で(キム・へユン扮する新入生の女子大学生の)“ハンソル”に夢中になって、幸せな愛を夢見るピュアな人です。愛のためなら何でもできる熱い情熱を秘めたキャラクターです。
誰でも一度くらいは、キム・ヨンのように強烈で熱い恋に落ちた経験あるのではないかと思います。周りの友達は、そんな特別な感情にはまってしまった人を、恋に目がくらんでいて愚かに見えたり、心配になったりします。
台本を読んでいて恋に落ちたヨンの姿に一番共感しましたし、自分自身の姿が重なったりもしました。キム・ヨンが自分の友達のように思えて心配になったり、まるで僕のそばで生きているように感じたりもしました。
実際に90年代を生きた経験がないので、その時の感性を表現することが大変難しかったです。実際に経験した世代には懐かしさを、経験していない世代にはロマンを与えたかったので、90年代の作品や資料を探して読みました。
最近レトロが流行っていますが、間接的にしか接することができなかった90年代の文化を作品を通じて直接、経験できてとても新鮮でした! 今とは技術的な差があって、愛する心を伝えたい、あるいは誤解を解きたい時に、気をもんでしまう瞬間はありますが、はっきりとしないからこそむしろ、一層のときめきをもたらしていると感じました。
お互い違う時代に生きている設定なので、(チョ・イヒョンとは)あまり一緒に撮影はできませんでした。無線機で対話するシーンは別々に撮影をしたのですが、シーンに没頭するためにお互いの撮影現場に行き、呼吸を合わせるようにして撮影に臨みました。その努力の甲斐あって、より一層リアリティがあるシーンになったと思います。
健康面では、深夜に雨のシーンを撮影したので、風邪をひかないように気をつけました。精神面では、撮影直前まで最大限気持ちを抑えようとしたのですが、なかなか感情を抑えきれなかったことを覚えています。
まだ若いからか、過去より未来の状況が気になりますね(笑)。自分自身の姿も気になりますが、遠い未来の私たちの世界がどのように変わっているのかとても気になります! 未来旅行をしたいです。
日本の観客の皆さん、こんにちは! 「同感 時が交差する初恋」を通して皆さんにご挨拶できることをとてもうれしく思います。映画は、90年代を生きている大学生キム・ヨンと現在を生きているムニが、ある日、人生で忘れられない特別な経験をするというストーリーです。
台本を読みながら、ヨンにもムニにも共感しながら読んだ記憶があり、私にもこのような特別な経験が訪れればいいなと思いました。とても初々しくて温かい気持ちになれる美しい映画なので、たくさんの応援をお願いします!
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