「夜明けのすべて」松村北斗×上白石萌音らの仲睦まじい撮影現場をとらえたメイキング映像&オフショット披露
2024年2月7日 19:00

松村北斗(「SixTONES」)と上白石萌音が主演し、三宅唱監督が瀬尾まいこ氏の著作を映画化した「夜明けのすべて」のオフショットとイキング映像(https://youtu.be/NN2CjcfVOow)が公開された。和気あいあいとした撮影現場の様子を見ることができる。
原作は、「そして、バトンは渡された」で本屋大賞2019を受賞した瀬尾氏による同名小説(水鈴社刊)。「ケイコ 目を澄ませて」の三宅監督がメガホンをとり、NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」で夫婦役を演じた松村と上白石がともに主演を務め、映画初共演した。

本作は、第74回ベルリン国際映画祭フォーラム部門に正式招待され、三宅監督作品としては「きみの鳥はうたえる」(フォーラム部門)、「ケイコ 目を澄ませて」(エンカウンターズ部門)に続いて2年連続、3度目の選出となり、注目を集めている。
月に一度のPMS(月経前症候群)で自らの感情をコントロールできなくなる藤沢さん(上白石)と、電車などの混雑した乗り物や美容室などの狭い室内に入れないパニック障害を抱える山添くん(松村)。職場の同僚として過ごしていた2人は、お互いに自分ではどうすることもできない“生きづらさ”を抱えていることを知る。
メイキング映像は、8ミリフィルムで撮影されたもの。あたたかなBGMとともに、松村と上白石らのオフショットや、出演者たちが山添くんと藤沢さんの職場である「栗田科学」で仲睦まじく笑い合う風景が映し出される。
栗田科学は、家庭用プラネタリウムや顕微鏡などの科学工作玩具の製造・販売を行う会社。社長の栗田和夫(光石研)は「無理なく、怪我なく、安全に」がモットーで社員の健康を第一に考えている。劇中では、職場で山添くんがパニック障害の発作を起こしたり、藤沢さんがイライラを爆発させてしまうシーンが登場するが、社長をはじめ栗田科学の職員たちは優しく2人に寄り添う。

発作のシーンの芝居は、実際に過換気症候群になるリスクを伴い、松村は「練習から本番まで、発作を起こすシーンではつねにすぐ近くに医療監修の先生がいて、リアルに見えるかを確認しながら、同時に僕のケアをしてくれました。そこは、最初から三宅監督が気遣ってくれていましたね」と振り返る。
そして、「まるで栗田科学にいるような、楽しくて居心地のよい現場でした。演じるみなさんも役そのままという感じで。多くのカットで、今撮られているなって感覚がほとんどなかったんです。おかげで芝居にだけ集中できました」と述懐した。

PMSによる感情の浮き沈みを体現した上白石は「演じるうえで悩んだり苦しかったりしたことはたくさんありましたけど、そういうものすべてをプラスのエネルギーに変えられる現場でした」と語る。「全員が一個一個のシーンにこのうえなく愛情を注いでいる現場で、まだ終わりたくない、ずっとここにいたいと思いながら撮影していました。みんなで何かをつくるってこんなに楽しいんだ、と思い出させてもらった気がします」と充実した表情を見せた。
撮影現場に漂うインクルーシブな雰囲気や意識、姿勢について、上白石は「三宅組はたしかに栗田科学でした」と断言。メイキング映像には、撮影の合間に松村と上白石が公園で和気あいあいとはしゃぐ姿など、2人の素顔も垣間見ることができる。
あわせて公開されたオフショットはフィルムカメラで撮影され、役さながら絶妙な距離感で佇む松村と上白石の姿をはじめ、2人でブランコを漕ぐ様子などリラックスした表情がとらえられている。
「夜明けのすべて」は2月9日全国公開。
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