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長澤まさみ主演、坂口健太郎&横浜流星&リリー・フランキーら共演 藤井道人監督作「パレード」Netflixで独占配信

2024年1月30日 08:00

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豪華キャストが集結
豪華キャストが集結
「パレード」2月29日よりNetflixにて世界独占配信

長澤まさみが主演し、坂口健太郎横浜流星リリー・フランキーが共演するNetfilx映画「パレード」が、2月29日より世界独占配信されることが決定した。「余命10年」「最後まで行く」の藤井道人監督がメガホンをとった。豪華キャストが集結したキーアートと、キャストと藤井監督のコメントが披露された。

本作は、旅立ってしまった人の目線で、遺された人への想いを描く愛の物語。瓦礫が打ち上げられた海辺で目を覚ました美奈子(長澤)。離ればなれになった息子・良を捜す彼女は、道中で青年・アキラ(坂口)や、元ヤクザの勝利(横浜)、元映画プロデューサーのマイケル(リリー・フランキー)とその仲間たちと出会う。ここは“想いを残した者たちがとどまる世界”だった。現実を受け止めきれない美奈子だったが、月に一度死者たちが集い、それぞれの会いたかった人を探す“パレード”に参加したことを機に、各々の心に触れていく。

主人公の美奈子役を演じた長澤は、死を自覚して絶望した人間が運命を受け入れ、周囲や遺された人々に慈愛を発揮していくグラデーションを迫真の演技で体現。美奈子と行動を共にする仲間たちには、作品のビジョンに共鳴した実力派が集結した。

藤井監督の「余命10年」で主人公を支え続ける恋人を演じた坂口は、穏やかな中にも哀愁を漂わせる文学青年アキラ役で出演し、Netflixオリジナルシリーズ「新聞記者」や「ヴィレッジ」などで藤井監督とタッグを組んできた横浜は、ヤクザの勝利役を熱演。さらに寺島しのぶ田中哲司がスナックのママと元銀行員に扮し、作品に奥行きをもたらす。

映画プロデューサーのマイケル役を託されたのは、リリー・フランキー。ちゃらんぽらんだが人間味にあふれ、輪の中心となる愛すべきキャラクターを創り上げた。物語の中盤からは、森七菜が加わり、生きることに絶望した女子高生・ナナの複雑な心情を繊細に表現する。その他、黒島結菜中島歩若林拓也深川麻衣でんでん舘ひろし(特別出演)、北村有起哉木野花奥平大兼が顔を揃える。

藤井監督は「本作は、10年間自分が描きたくても描けなかったテーマと、私に突如訪れた「別れ」が偶発的に合わさって生まれた作品」と語り、「長澤まさみさんをはじめとする素晴らしいキャストとスタッフと作り上げたこの映画が、『喪失』を経験したすべての人たちの心に寄り添う作品になっていると信じています」とコメントを寄せた。

企画には2022年に亡くなったスターサンズの代表・河村光庸さんが名を連ね、藤井監督と数々の作品でタッグを組んできた今村圭佑が撮影を担当した。

長澤、坂口、リリー・フランキー、藤井監督のコメント全文は以下の通り。


いつもあたり前にあった日常が、突然にして変わる事があり、まるで足跡を踏み直す様に、深く深く刻まれる。
物語の中では人と人が繋がり助け合い、分かち合う事で1人では拭えない不安や恐怖を遠ざけ進んでゆく。
あぁ私にも出来るかもしれない。
皆んなと同じ様に誰かの力になれるかも。
力強く歩みを進めて、自分の扉を開く準備をしよう。
これはいつだって、誰にでも許された自由であり希望なのだと思いました。

不思議な世界の話でした。
生と死、その間にある世界で僕たちは確かに存在し、息をして、心がある。
誰か、何かのためへの気持ちで一つの作品が生み出され、それが結果多くの心を揺さぶる、そういう作品の価値を改めて考えさせてくれた作品でした。
そこに生きた僕たちの感情や想いに触れていただけたら嬉しいです。

母が生きていた時よりも、今のほうが、毎日、会話をしている気がします。
朝、出掛ける前の仏壇に。街を歩いている何かの瞬間に。目の前にいた時よりも多く、話しかけていると思います。この映画に描かれた遊園地のような場所にもし、オカンがいて、元気にやっているのなら、安心した気持ちになれました。
そして、この映画の中に登場するマイケルは、ある映画プロデューサーをモデルにし、この作品は彼に対するレクイエムでもあります。
命あるものは、姿かたちが無くなったから死ぬのではなく、その人の事を誰も思い出さなくなった時、はじめて死ぬのだと思います。この『パレード』を観て、誰かが、かつてそこにいた誰かを思い出すきっかけになれば、この映画は完成するのだと思います。

【脚本・監督:藤井道人
「映画こそ、自由であるべきだ」と彼は言った。無責任な言葉だなと思いながら、そんな彼の言葉を胸に、久しぶりに自分の個人的な感情を信じて『パレード』を作りました。
本作は、10年間自分が描きたくても描けなかったテーマと、私に突如訪れた「別れ」が偶発的に合わさって生まれた作品です。
長澤まさみさんをはじめとする素晴らしいキャストとスタッフと作り上げたこの映画が、「喪失」を経験したすべての人たちの心に寄り添う作品になっていると信じています。
そして、制作のハードルが極めて高い本作を、初稿を読んでGOを出してくれたNetflixに改めて感謝したいと思います。配信まで、楽しみにお待ちください。
この度の震災に際し、心よりお見舞い申し上げます。1日も早い復旧をお祈りしております。

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