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ナチ支配下の男性同性愛者弾圧を証言するドキュメント「ナチ刑法175条」デジタルリマスター版、3月23日公開

2024年1月23日 12:00

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ポスター画像
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2000年のベルリン国際映画祭最優秀記録映画賞をはじめ多数の映画賞を受賞し、長く語り継がれる傑作映画「ナチ刑法175条」が3月23日からデジタル・リマスター版で公開される。

ナチ刑法175条」は、ドイツでかつて施行されていた同性愛者を差別する<刑法175条>により、特にナチ支配下で男性同性愛者が弾圧されていた事実を、6人のゲイとひとりのレズビアンによる証言を通して描いたドキュメンタリー映画である。2023年7月に<刑法175条>を題材にした劇映画「大いなる自由」公開の際にも「刑法175条」のタイトルで特別上映された。

同法により約10万人が捕まり、1万から1,5万人が強制収容所に送られ、強制労働や医学実験に使われた結果、生存者はおよそ4000人、本作製作時に生存が確認出来たのは僅か10名に満たなかったという。同性愛を理由に逮捕され、いきなり収容所に1年半拘置された者や、中にはナチドイツ占領下のフランスでも収容所に送られた者もいたという。

監督は「ハーヴェイ・ミルク」(1985年アカデミー賞受賞作)のロブ・エプスタインと、同作のスタッフだったジェフリー・フリードマン、ナレーションは自らもゲイであることを公表しているイギリス人俳優、ルパート・エヴェレット。3月23日から新宿K’s cinemaほか全国順次公開。

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