デンマーク人牧師のアイスランド布教の旅 厳しい自然の脅威と困難に見舞われる「ゴッドランド」予告編
2024年1月23日 06:00

各国でロングランヒットを記録し、第96回米アカデミー賞国際長編映画賞アイスランド代表作品に選ばれた人間ドラマ「ゴッドランド GODLAND」の予告編、ポスター、場面写真が披露された。
物語の舞台は、デンマークの統治下に置かれていた19世紀後半のアイスランド。若きデンマーク人の牧師ルーカスが、植民地アイスランドへ布教の旅に出る。任務は、辺境の村に教会を建てること。しかしアイスランドの浜辺から馬に乗り、陸路ではるか遠い目的地をめざす旅は、想像を絶する厳しさだった。デンマーク嫌いでアイスランド人の年老いたガイド・ラグナルとは対立し、さらに予期せぬアクシデントに見舞われたルーカス。やがて狂気の淵に落ち、瀕死の状態で村にたどり着く。
フリーヌル・パルマソン監督の脚本による本作は、アイスランドで生まれ育った後、デンマークに長く住み“2つの全く異なる国によって分断されてきた”というパルマソン監督が、両国を対峙させ、文明と自然の対立、コミュニケーションの断絶による異文化との衝突、支配や信仰など、現代にも通じる普遍的な主題をあぶり出し、撮影には2年が費やされた。広大な荒野、轟音と共に流れ落ちる滝、氷河に閉ざされた湖など、映し出される神話の世界のような風景や、自然の驚異に圧倒される。
予告編は、デンマーク国教会から若き牧師のルーカスが、アイスランドの辺境の地に、教会を建てる使命を与えられるところから始まる。「現地の人々と環境に適応することに努めなさい」という助言を受け、ルーカスは旅に出る。しかし、いざ現地に着くとアイスランド人の年配ガイドのラグナルからは、デンマーク人ということで敵視されてしまう。数々のトラブルに見舞われ、ついには故郷に帰りたいと祈るほど疲労が極限に達したルーカスと現地の人々の交流に不穏な雰囲気が漂うスリリングな映像となっている。
2024年3月30日から、シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開。
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