【今夜放送】「ハリー・ポッターと秘密の部屋」 ドビー、ギルデロイ・ロックハートら初登場キャラに注目
2024年1月19日 06:00
日本テレビ系「金曜ロードショー」では、先週1月12日の「ハリー・ポッターと賢者の石」を皮切りに、4週連続で“ハリー・ポッター魔法ワールド”シリーズを放送。第2回の今夜は、シリーズ第2作「ハリー・ポッターと秘密の部屋」が放送される。「映画大好き芸人」として知られるこがけんが、本作の魅力を語った。
まず一人目はドビーです!
本作の序盤で、屋敷しもべ妖精のドビーと名乗る妖精が、人間界に滞在するハリーに「罠が待っているからホグワーツ魔法魔術学校に戻ってはダメだ」と、警告しにくるんですね!彼は誰かの屋敷のしもべとして働いている妖精ですが、一体誰に仕えてるのかは、決して言いません。挙動不審で、いかにも怪しい感じなので信用できないんですが、どことなく憎めないんですよね(笑)。このドビーが、今作ではしばしば物語に絡んできます!ただ、困ったことに、ハリーの力になろうとしてるのか、はたまた邪魔をしようとしているのか、取る行動が、ややこしくて中々判断つかないんですよ(笑)。果たして!ドビーは、味方なんでしょうか!敵なんでしょうか!?
二人目は“嘆きのマートル”です。見た目はメガネをかけたホグワーツの女子学生ですが、彼女は幽霊なんですね!実は…!魔法魔術学校のある、この世界では、当たり前のように生きているモノと死んでいるモノがコミュニケーションを取ることができるんです。これは彼らホグワーツの生徒にとっては至って当たり前のことなんですね。彼女はホグワーツの2階女子トイレに取り憑いていますが、感情の起伏は激しいものの、そんなに怖い幽霊というわけではありません。ドビーと同様、彼女もどこか愛嬌があって憎めないキャラなんですね。彼女のお陰で誰も寄りつかなくなった女子トイレは、物語の中でハリー達の秘密基地的役割を担います!ここでは、一体どんなエピソードが生まれるのでしょうか、お楽しみに。
そして三人目は、魔法魔術学校で「闇の魔術に対する防衛術」の担任に就任したギルデロイ・ロックハート(演:ケネス・ブラナー)。自らが体験した闇の生物との遭遇に関する数多くの著作で知られる魔法界の著名な作家で、色男。彼がニコリと笑うだけで女子の黄色い声援が飛ぶようなキャラクターなんですが、どうも胡散臭いのが気になるキャラです(笑)。
ということで、初登場の三人を紹介しましたが、面白いのはどのキャラクターも、ハリーにとって味方か敵か分からないところなんです。しかも、どのキャラクターも時間の経過によって印象が変わっていきます……目が離せませんね。
そして本作は、1作目と比較して、かなり本格的なミステリー要素を前面に打ち出した作品になっています。子供だけでなく大人も大満足のエンタメ作品なので、家族みんなで、色々と推理しながら見るのもきっと楽しいと思いますよ。
名シーンも色々とあるんですが、特に注目のシーンは……ハリー達のワクワクドキドキのスパイシーンです!タイトルにもなっている“秘密の部屋”の重要な情報をドラコ・マルフォイという同級生が握っているとふんだ、ハリーとロンとハーマイオニーはスパイをして情報を聞き出そうとするのですが、その方法が実に面白いんです。それは、マルフォイの側近に変身して情報を聞き出すというもの。ハーマイオニーが“髪の毛を入れるとその人自身に変身できる”ポリジュース薬という薬を作っていざ実行するんですが、本人になりきる演技の下手なハリーとロンには、ハラハラさせられること間違いなしです!さて、作戦は成功するのでしょうか……!?
ちなみに、ハーマイオニーはある理由によってスパイに参加できなくなってしまうんですね。その理由にも大注目です。
今回、生徒が次々に石になってしまう恐ろしい事件が起こります。その事件の物語の鍵を握るのが、その“秘密の部屋”です。
1番初めに石になった被害者は、実は猫ちゃんでした。石になった猫ちゃんの傍らの壁に書かれた「秘密の部屋は開かれた。(継承者の敵よ、用心せよ)」というメッセージにより、ホグワーツの生徒達は〝秘密の部屋〟の存在を知るんですね。
“秘密の部屋”というのは、ホグワーツを創立した四人の中の一人“サラザール・スリザリン”という人が学内に作った、どこにあるか誰も知らない部屋のことです。“人間生まれの魔法使いを魔法魔術学校から排除する”という目的のために、彼は長年に渡ってその部屋に恐ろしい何かを棲まわせていると言われてるんですね。
怖いですねー。その、恐ろしい何かが悪さをして、生徒達が石になってしまったのではないか、と考えたハリー達は、“秘密の部屋”の調査に乗り出すことになります!
実は、過去に一度だけ、何者かが開いたといわれるその“秘密の部屋”。それが“誰か”分かれば部屋を見つけられる糸口になるかも分かりませんが、その肝心な“誰か”の手がかりも掴めません。この、謎が謎を呼ぶ展開! これこそが、本作の醍醐味なんですね! 正統派ファンタジーというだけでなく、謎解きミステリー作品としての一面もあるハリー・ポッターシリーズ、本作の何重にも隠されたヒントと一筋縄ではいかない謎が、ストーリーに奥行きを与えているんですねー。
ハリー・ポッターは魔法魔術学校が舞台ですから、なんといっても、魔法を使用する、ならではのシーンは心躍ります!
前作にもあった、ホウキで飛びながら点数を競い合う球技クィディッチは、今作にも登場します。この競技、魔法界では人間界でいうところのサッカー並みの人気なんですね。チームにおけるハリーのポジションは、シーカー。これは、スニッチという高速で動く羽の生えた金の玉を捕まえるエース的ポジションです。しかも、相手のシーカーはポッターをライバル視する、ドラコ・マルフォイ!ただでさえ手に汗握る展開ですが、今回のクィディッチでは試合中、ハリーが追い込まれるハプニングが起こります。果たしてそれはどんな事なのか、一体それは誰の仕業なのか、気を付けて見てくださいね。
さらに、心躍るのは「決闘クラブ」という教師の監視のもとで行う、1VS1の魔法バトルです。いやぁ、テンション上がりますね。
しかも、対決において、それぞれが使う魔法が違うんです。その呪文を後から調べて、答え合わせするのもハリー・ポッターシリーズの楽しみ方の一つだったりするんですが、……なんと!ここで、ハリーの相手をするのも……マルフォイなんですねー!これはハリーの所属する寮グリフィンドールのライバル寮であるスリザリンにおいて、彼がメキメキと頭角を表してきた、ということでもあるんです。今後のシリーズでも続くであろう、二人のライバル関係は目が離せません。
そして! このバトル中に起きたある出来事により生徒達に波紋が拡がることとなります。この出来事はハリー自身にとって、とても重要な出来事になるので注目です。
今回、ハリー達には、事件そのものとは別の試練が立ちはだかることになります。それは…事件の真相を握る“秘密の部屋”に近づけば近づくほど、一人、また一人と、心強い味方が退場していくんですね。ハリーを助けていた存在がいなくなっていくんです。その厳しい状況の中、無事、秘密の部屋に辿り着き、この恐ろしい事件を解決できるのでしょうか?!ちなみに、事件の謎を解こうと推理し、奔走する少年ハリー。その姿は少年が推理し事件を解決する「名探偵コナン」のコナン君や「金田一少年の事件簿」の金田一少年とも重なります。ハリー・ポッターが日本でも大人気なのは、もしかすると、ミステリー作品に馴染み深い国民性があったからこそ、と考えてみると面白いですね。
最後に、ハリー・ポッターはまだまだ見習いの魔法使いです。
彼の目の前に立ちはだかる課題は、彼一人の力ではどうにもできないことばかりです。ただ、彼は人一倍強い信念と正義感、それを行動に移す勇気を待ち合わせています。その彼が、自身の能力だけでなく、彼を信頼する人々の助けを借りながら悪に立ち向かう、それこそが、ポッターシリーズ作品の醍醐味であり、素晴らしさなんですね!
どんな人だって“自分の力だけでは生きていけない”という普遍的なメッセージは、忘れてはなりせんね。
本作、「ハリー・ポッターと秘密の部屋」は、ラストシーンで、思わず拍手喝采を送りたくなる名作です!
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