福原遥&水上恒司、晴れ着姿で新成人へメッセージ 舞台挨拶後は劇場ロビーでお見送り
2024年1月8日 13:40
福原遥と水上恒司が1月8日、丸の内ピカデリーで開催された主演映画「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」の舞台挨拶に晴れ着姿で出席。新年の抱負を語った。
シリーズ累計100万部を突破した汐見夏衛氏のベストセラー小説を映画化した本作は、現代の女子高生が終戦直前にタイムスリップし、出征間近の特攻隊員と出会う切ないラブストーリー。この日、福原は振袖姿、水上は羽織袴姿というお正月らしい晴れやかな装いで登場。会場から大きな拍手が上がる中、「素敵です」と照れ笑いをのぞかせながら互いの装いを称えていた。
リピーターも多く見受けられる本作だが、リピート鑑賞にあたって水上は「目線を変えてみる。1回目は(ヒロインの)百合の立場になってみて、次は違う立場の人間から百合はどう見えていたんだろうと感じてみる」とオススメ。福原も「登場人物ひとりひとりの目線になってみたら、また全然違う景色が見られると思う」と同調していた。
また成人の日にちなみ、新成人へのエールを贈ることになると「新成人の皆さんは不安もあったり、楽しみなこともあったり、いろいろな感情だと思うんですけれど」と心を寄せた福原は、「人生は一度きりなので悔いのないように、自分の好きなこと、やりたいことを精一杯、一生懸命に頑張っていただきたい。まだ好きなこと、やりたいことが明確じゃない方は、いろいろなことに興味を持って、失敗を恐れずに、楽しんで頑張っていただけたら」と語りかけた。
水上も「僕は失敗をして、いろいろなことを攻めてやってみて、コケて痛かったなということが結構ある」と告白。「でもそういった経験が今となっては生きていて、自分の礎になっていることが多い。大人になるということは責任が増えていくことでもあると思うんですが、ビビって臆せず、どんどんいろいろな失敗を(してほしい)。本当にやっちゃいけないこと以外は何をやってもいいと思っているので、我々若い世代として、時代を引っ張っていけるような人間たちがどんどん出てきてほしいなと思うし、自分もそうなりたいと思います」と力強く呼びかけた。
自分自身の新年の抱負としては、水上が「老化以外の部分のすべてにおいて、2023年よりも、2024年は超えていけるような努力、日々の過ごし方をしたい」とたゆまぬ努力をしたいと語る。「2023年はいろいろな作品に関わらせていただいて、たくさん吸収させていただいた1年だった」という福原は、「それを踏まえてもっとお芝居にどっぷり浸かり、深くまで掘り下げていくような向き合い方をしたい。たくさんお芝居したいです」と晴れやかな笑顔を見せていた。
最後に、「2024年は元旦からいろいろなことが起きています」と思いを馳せた水上が、「僕たちの立場は、少しでも皆様に楽しんでいただけるようなエンタテインメントを作っていくことでしか世の中に対しての貢献ができないなと、ひしひしと感じた年始だった。今年も皆様にいろいろな作品をお届けできるように活動していきたい」と胸の内を吐露。福原も「大変な状況が続いている中で、早く皆さんが心安らげる日々が来ることを願っています。私たちもできることを考えて、過ごしていきたい」と考えを示し、「この作品が皆様にとって心の支えや、何かを考えるきっかけになる作品になればいいとずっと思っていました。たくさん愛していただけてありがとうございます」と心を込め、大きな拍手を浴びていた。
そして舞台挨拶後には、福原と水上が感謝の気持ちを込めてサプライズで観客をお見送りする場面もあった。映画館のロビーに並んだ2人を目にした観客からは「キャー!」「きれい!」と声が上がり、映画の感想を伝える人の姿も見受けられた。福原と水上もしっかりと目を合わせて感謝を述べるなど、真摯な対応でさらにファンを喜ばせていた。
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