【本日放送】「おかしな刑事」最終回“大千秋楽スペシャル”、あらすじ・見どころ 伊東四朗が感謝のメッセージ
2024年1月6日 06:00
人気ドラマシリーズ「おかしな刑事」の最新作にしてファイナル作品である「おかしな刑事最終回!大千秋楽(おおせんしゅうらく)スペシャル」が、本日1月6日の午後8時~9時54分にテレビ朝日系で放送される。本記事では、同作の概要や見どころとともに、伊東四朗の“感謝のメッセージ”を紹介する。
たたき上げの刑事・鴨志田新一(伊東四朗)と、エリート警視の娘・岡崎真実(羽田美智子)という“凸凹父娘コンビ”の活躍を描いてきた「おかしな刑事」シリーズは、2003年8月に「土曜ワイド劇場」枠で誕生。記念すべき第1作は「叩き上げ刑事とキャリア警視の父娘が挑む連続殺人!伊勢志摩の真珠に秘められた謎の連鎖」というサブタイトルで、伊勢志摩ロケが大きなみどころだった。以来、同枠や「日曜ワイド」「ミステリースペシャル」枠などで放送を重ね、京都を舞台に全編撮影した「京都スペシャル」2作を含めると、「大千秋楽スペシャル」がトータルで27作目となった。
父の鴨志田が“所轄のヒラ刑事”で、娘の真実が“警察庁のエリート警視”という“逆転父娘”の軽妙なやりとりは多くの人を魅了し、「日曜ワイド」枠でもトップの視聴率を記録。日曜9時という激戦区で放送された際には、話題作を押しのけて高視聴率を叩きだして話題になったことも。また「おかしな弁護士」(2017年8月)、「おかしな弁護士2」(2018年1月)というスピンオフドラマも世に送り出した。
昨年12月、「大千秋楽スペシャル」の放送が情報解禁されると、「また一つ楽しみが消える」「シリーズ最終回になるの悲しいなぁ」「うわぁぁ終わっちゃうんだ!鴨志田さぁん!!」などとSNSでも惜しむ声が多数上がっていた。
鴨志田新一(伊東四朗)は、警視庁東王子署の警部補。別れた妻との間にもうけた娘・岡崎真実(羽田美智子)は警察庁刑事局のエリート警視だが、鴨志田と真実が実の親子だということは、2人の職場の人間は誰も知らない…。
ついに定年を迎えることになった鴨志田は最後の出勤を終え、有給休暇の消化に突入。第二の人生では大好きな団子の店を開こうと考え、なじみの弁護士・武井昭一(正名僕蔵)の紹介で団地内の空き店舗を内覧する。しかし、その団地は2年前に建設会社“マロンホーム”に払い下げられ、再開発のため半年後までの立ち退きを迫られていることが判明。住民たちは団結して反対運動を繰り広げており、鴨志田はその代表を務める一級建築士・栗山敬太(吉村界人)や、住人の吉田みどり(遠藤久美子)、佐々木良子(鷲尾真知子)らと知り合う。
ところが直後、マロンホーム社長・栗山喜一郎(三宅裕司)が何者かに誘拐され、2億円の身代金を要求される事件が起きる。奇しくも真実の直属の部下で現在、財務省から警察庁に出向中の大谷光平(黄川田雅哉)が栗山の娘・南(内藤理沙)と婚約していたことから、真実と東王子署の面々が捜査に当たることなった。
身代金には栗山がタンス預金として隠し持っていた金のインゴット2億円分が充てられることになったが、南がキャリーケースに入れて指定場所に向かったところ、思わぬハプニングが発生。真実たちの監視の目をかいくぐって、犯人はキャリーケースを手に逃走してしまった。身代金を奪われたあげく、何ひとつ収穫がなかった真実と東王子署の面々は、鴨志田に捜査に加わってほしいと頼む。
もう定年だからと、捜査には加わらない決意だった鴨志田。しかしこの事件に、古き良き人情が残る団地の再開発計画や、建設会社社長親子の確執が深くからんでいることが判明。放っておけない性格の鴨志田は、いつしか首を突っ込むことに――。
そんな中、2億円のインゴットは国土交通省副大臣・金森保(浜田晃)に渡す予定の裏金だったのではないかという疑惑が浮上。事件は次第に奇妙な展開へとなだれこんでいく。
ファイナル作品とあって、鴨志田父娘の大家でもある弁護士・姉小路行人役の石井正則、鴨志田を何かと手助けしてきた弁護士・武井昭一役の正名僕蔵、東王子署刑事課係長・工藤潔役の飯田基祐、行人の“横浜の叔母様”こと三浦由紀子役の田島令子、東王子署刑事課長・坂下純次役の小倉久寛らおなじみの豪華レギュラー陣が結集。また、数々のコントライブや舞台で伊東と共演してきた三宅裕司が物語のカギを握る建設会社社長・栗山喜一郎役で登場し、伊東と丁々発止の芝居合戦を見せる。このほか、栗山の息子役で吉村界人、娘役で内藤理沙、その婚約者役で黄川田雅哉が登場。団地の住人として遠藤久美子、鷲尾真知子も名を連ねている。
伊東は「私は定年を経験していませんが、“定年”にはみなさん多かれ少なかれ、ドラマがありますよね。その中でひとつ、“うんうん”ってうなずいてもらえるようなドラマを描いてもいいかなと思いました」と、鴨志田を第二の人生へと送り出す心情を告白。
伊東は常々「ロケ先で“鴨志田さん”と役名で声をかけられるのがいちばんうれしい」とファンへの思いを語っていたが、「私は今回の作品が最終回だということが、みなさんへのいちばんのメッセージなんだと思っています。長い間、応援してくださってありがとうございました」とシリーズを支えてくれた視聴者に感謝。「三宅裕司と私、喜劇役者同士がどんなことをやるのか楽しみに見ていただきたいですね」とファイナル作品のみどころを語っている。
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