3時のヒロイン・福田麻貴、クソ男の幽霊と共に婚活!? 「婚活1000本ノック」でドラマ初主演
2023年11月22日 05:00
お笑いトリオ「3時のヒロイン」の福田麻貴が、2024年1月クールのフジテレビ・水10ドラマ枠で放送される「婚活1000本ノック」でドラマ初主演を飾ることがわかった。
原作は、これまで“女子会”や“婚活”といった女性目線の作品を多く手がけている南綾子氏の同名小説(新潮社刊。新潮文庫より12月25日発売予定)。最新の婚活事情を通して登場人物たちをコミカルに描く今作は、著者の南氏をヒロインとした物語となっている。
南綾子(演:福田)は、数年彼氏もいない33歳独身。小説家だが小説の仕事1割、アルバイト9割の生活をしている。ある日、自分を遊び捨てたクソ男・山田が幽霊となって突如出現。彼は死ぬ前に果たせなかったとある“約束”を果たさなければ成仏できないということを南に打ち明ける。そんな矢先、同期の売れっ子作家から「いい年して、真剣に南さんのこと好きだって言ってくれる人がいない時点で、実際の見た目に関係なく、ブス確定ですから!」とバッサリ言われてしまう。それをきっかけに、南は「誰かと一緒にいたい!誰かに愛されたいし、愛したい!」と思いはじめ、結婚に向けて歩み出すことを決意。なぜか傍らに居て、いつも謎に芯を喰ったアドバイスを入れてくる幽霊の山田と共に二人三脚の本気の婚活を始めることになる。
幽霊というユニークなファンタジー要素に加え、愉快でおかしくもダメダメな主人公が一生懸命婚活に取り組むさまを描き出す。本気が空回りして、遊び目的の男性に引っかかってしまったり、相手を生理的にどうしても受け付けなかったり、いざトントン拍子で結婚が進みそうになると怖気づいてしまったり……。婚活で出会う男性たちと展開する“恋愛あるある”が1000本ノックのごとくヒロインへと浴びせられ、さまざまな出会いを通して人生における大切な要素を語りかける。
「婚活1000本ノック」の演出は、田中亮(「コンフィデンスマンJP」シリーズ、「イチケイのカラス」シリーズ他)、西岡和宏(「元彼の遺言状」他)、吉野主(「ショジョ恋。」「DIY!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ-」他)が担当。松本美弥子、山岡潤平、ニシオカ・ト・ニール、藤平久子が脚本を担当する。
福田、原作の南氏、プロデュースの羽鳥健一氏(フジテレビ ドラマ・映画制作部)のコメントは以下の通り。
一見ポップでありつつも“これ水曜10時に流れるんですよね?”と思うような赤裸々な部分もあり、私を主演に選んで下さったということも含めて、挑戦的なドラマなんじゃないかと思います…!コメディーや非現実的な要素がありつつも、わりとリアリティーたっぷりの一人の女性の生き様を描いています。私演じる綾子に同情したり引いたり共感したり、クソ男・山田の憎めないズルさにキュンキュンしながら楽しんでほしいです!
突然主演の話がきて、“自分で大丈夫ですか!?”と非常に不安だったのですが、原作を読んで、主人公の綾子の絶妙なポジションとあまりのリアリティーに“確かに私や…”と思いました。お芝居は素人なので迷惑かけないように修行します! 誰もが憧れるヒロインではなく、生身の人間としてとても共感できる、親近感のある役だと思うので、応援してもらえるように一生懸命演じたいです。
自分を主人公にする、という設定はもちろん自分で考えたのですが、書いたときはまさかドラマ化されるとは想像しておらず、自分が主人公となったドラマがこれからつくられるという事実にずっと戦慄(せんりつ)しています。結婚したいのか恋愛したいのか、それともひとりで生きていきたいのか、ときに破天荒にときにみみっちく思い悩み行動する1人の女性を、福田さんにはのびのびと自由に演じてもらいたいです。そしてそんな主人公に対し、こんな女は嫌だとか結婚できないはずだとか悪口を言いながら見ていただくのも一興だと思います。
福田麻貴さんに、原作をお読みになった感想をお伺いする機会があったのですが、開口一番“(小説の主人公の南綾子に)とても似ていると思いました”とおっしゃいました。多くの女性スタッフから“主人公にとても共感できる!”という声は聞いていましたが、“自分に似ている”とおっしゃった福田さん。ドラマのリハーサルを重ねれば重ねるほど、ドラマの主役・南綾子が鮮明になっていきました。福田さんの言い回しや動き方によって、台本がうねりと共感を得るものに変化していく喜びを強烈に感じています。監督の提案に対する対応力の高さは半端なしです。映像になったら面白くないはずがありません。女性だけでなく男性も応援したくなるであろう、福田麻貴さんが演じる南綾子とドラマにご期待ください!
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