“アベンジャーズ最強のヒーロー”の死闘を描く「マーベルズ」 “主演声優”水樹奈々が思う魅力とは?
2023年11月14日 13:00
世界を熱狂させた「アベンジャーズ エンドゲーム」において、印象的な活躍をみせたキャラクターは誰か? もちろん登場するキャラ全員に見せ場があったが、なかでも強烈なインパクトを残したのは、あの強敵サノスをボコボコにしたキャプテン・マーベルだと言える。
“アベンジャーズ最強のヒーロー”とも称されるキャプテン・マーベルの新たな死闘を描くのが、11月10日から公開されているマーベル・スタジオの劇場公開最新作「マーベルズ」だ。果たしてどのような仕上がりとなっているのか、楽しみにしていた映画ファンは多いだろう。
このほど映画.comでは、「マーベルズ」日本語吹替版の主演声優を務めた水樹奈々(キャプテン・マーベル役)にインタビューを実施し、作品の魅力を聞いてきた。前作「キャプテン・マーベル」でも同役を担った水樹が、今作でテンションが上ったシーンはどこなのか? “この映画、好きだな”と思った要素はなんなのか? キャラクターはどう進化しているのか? 映画.comユーザーに向けて、一問一答で多岐にわたり語ってくれた。
本作の主人公はキャプテン・マーベル(演:ブリー・ラーソン)。「アベンジャーズ エンドゲーム」では、サノスとの死闘でアイアンマンやキャプテン・アメリカらをサポートし、絶体絶命の危機から一気に形勢逆転の大活躍を見せた“アベンジャーズ最強ヒーロー”だ。
「マーベルズ」では、キャプテン・マーベルの過去に因縁があり、復しゅうを誓う謎の敵“ダー・ベン”が現れる。その狙いは、地球を含む“彼女が守ってきたすべて”を滅ぼすことだった……。
危機が迫るなか、アベンジャーズオタクの高校生ヒーロー、“ミズ・マーベル”ことカマラ・カーンと、キャプテン・マーベルを家族のように慕う敏腕エージェント、モニカ・ランボーとともに急造チームを結成。これまで1人で戦ってきたキャプテン・マーベルは、新たな強さに目覚めていくが、なんと3人が“入れ替わってしまう”現象が起きて……。
日本版声優には水樹奈々のほか、松岡美里、村中知、竹中直人、江口拓也らが参加している。
水樹奈々(以下略):規格外のパワーと不屈の精神を持つ、アベンジャーズ最強のヒーローですが、元々は空軍のパイロットだった地球人。事故で記憶を失い、そのなかでたくさんの不安を抱え、常に孤独な戦いを続けてきた彼女だからこそ持つ強さと優しさがあり、最強でありながらも、完ぺきで近寄りがたいというわけではなく、親近感のあるキャラクターだと思っています。
ずっと1人で戦ってきた彼女が、運命的なつながりからチームを組むことになり、そこで新たな強さに目覚め、精神的に大きく成長します。前作では、翻ろうされる不安やたぎる闘志を内に込め、淡々と演じていましたが、今作では仲間たちによって引き出された人間味あふれる新たな表情をしっかり表現できるよう、音響監督さんやスタッフの方々とディスカッションしながら丁寧に作り上げていきました。
前作、キャロルの親友・マリアの娘として登場していたモニカと、時を経てまさかチームを組むことになるなんて、とても驚きました! 家族同然の交流をしていた彼女たちだからこそのシーンもあり、胸が熱くなります。
そして、ミズ・マーベルは終始可愛くて(笑)。キャプテン・マーベルへの愛が止まらず、カマラワールドが発動する場面では思わず笑ってしまいます。チームワークが出来ないと言われていたキャプテン・マーベルですが、この2人だからこそ、心を通わせることができたのではないかなと思います。
3人が入れ替わりながら、それぞれの能力を駆使して戦うシーンです。運命的なつながりがある、このチームだからこそのスピード感のある戦闘シーンになっていますので、ぜひじっくり観ていただきたいです!
緊張感のあるシーンが続くなかにも、ユーモアが交えられていて、それぞれのキャラクターの様々な表情が見られるところです。各キャラクターをもっと深く知りたくなります。
前作では、苦境にあっても決して諦めず立ち向かう女性の強さがテーマになっていましたが、今作は「一人ではたどり着けない、最強へ」というキャッチフレーズにもあるように、大切な人がいるからこそ人は愛を知り、他者も自分も受け入れ、強くなれるというメッセージが込められていると感じました。
仲間と手を携えることで、より強くなったキャプテン・マーベルの姿はもちろん、彼女を心から想うミズ・マーベルとモニカ・ランボー、全くタイプの違うこの2人とのやり取りは、不揃いですが心地良く、一気に3人の力に引き込まれます。みなさんぜひ劇場で、彼女たちの熱き戦いと新たな物語を見届けてください!
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ギリシャ・クレタ島のリゾート地を舞台に、10代の少女たちの友情や恋愛やセックスが絡み合う夏休みをいきいきと描いた青春ドラマ。 タラ、スカイ、エムの親友3人組は卒業旅行の締めくくりとして、パーティが盛んなクレタ島のリゾート地マリアへやって来る。3人の中で自分だけがバージンのタラはこの地で初体験を果たすべく焦りを募らせるが、スカイとエムはお節介な混乱を招いてばかり。バーやナイトクラブが立ち並ぶ雑踏を、酒に酔ってひとりさまようタラ。やがて彼女はホテルの隣室の青年たちと出会い、思い出に残る夏の日々への期待を抱くが……。 主人公タラ役に、ドラマ「ヴァンパイア・アカデミー」のミア・マッケンナ=ブルース。「SCRAPPER スクラッパー」などの作品で撮影監督として活躍してきたモリー・マニング・ウォーカーが長編初監督・脚本を手がけ、2023年・第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリをはじめ世界各地の映画祭で高く評価された。
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